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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データベース・パフォーマンスのモニタリングと改善 » データベース・パフォーマンスの改善 » 診断トレーシングを使用した詳細なアプリケーション・プロファイリング

 

診断トレーシングのタイプ

次の表は、診断トレーシングで選択できるトレーシング・「タイプ」を示します。各診断トレーシング・タイプには、次に示すように、対応する条件が必要です。また、dbo.sa_diagnostic_tracing_level 診断テーブルの trace_type カラムに格納されます。対応する診断トレーシング条件が trace_condition カラムに格納されていることがあります。使用可能なすべての条件のリストについては、診断トレーシング条件を参照してください。

trace_type カラムの値は、データベース・トレーシング・ウィザードで指定される設定を反映しています。

trace_type カラムの値 説明
VOLATILE_STATISTICS

頻繁に変化するデータベースとサーバの統計値のサンプルを収集します。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプは、DATABASE スコープが必要で、SAMPLE_EVERY 条件をデータ収集の間隔として使用します。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

NONVOLATILE_STATISTICS

頻繁に変化しないデータベースとサーバの統計値のサンプルを収集します。不揮発性の統計値は、揮発性の統計値よりも頻繁に収集できません。不揮発性の統計値を収集するには、揮発性の統計値を収集する必要があります。不揮発性の統計値のサンプリング間隔は、揮発性の統計値に指定する間隔の倍数である必要があります。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプは、DATABASE スコープが必要で、SAMPLE_EVERY 条件をデータ収集の間隔として使用します。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

CONNECTION_STATISTICS

接続の統計値のサンプルを収集します。スコープがデータベースの場合は、データベースへのすべての接続の統計値が収集されます。スコープがユーザの場合は、指定するユーザのすべての接続の統計値が収集されます。スコープが CONNECTION_NAME または CONNECTION_NUMBER の場合、指定する接続の統計値だけが収集されます。CONNECTION_STATISTICS を収集するには、揮発性の統計値を収集する必要があります。サンプリング間隔は、VOLATILE_STATISTICS に指定する間隔の倍数である必要があります。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプは、DATABASE、USER、CONNECTION_NUMBER、CONNECTION_NAME スコープで使用できます。また、SAMPLE_EVERY 条件をデータ収集の間隔として使用します。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

BLOCKING

指定するスコープと条件に従ってブロックに関する情報を収集します。スコープが CONNECTION_NAME または CONNECTION_NUMBER の場合、接続が別の接続をブロックしたとき、または別の接続によってブロックされたときにブロックを記録できます。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープで使用でき、NONE、NULL、SAMPLE_EVERY のいずれかの収集条件を指定できます。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

PLANS

条件とスコープに従ってクエリの実行プランを収集します。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープで使用でき、NONE、NULL、SAMPLE_EVERY、ABSOLUTE_COST のいずれかの収集条件を指定できます。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

PLANS_WITH_STATISTICS

実行の統計値があるプランを収集します。プランはカーソルのクローズ時間に記録されます。RELATIVE_COST_DIFFERENCE 条件を指定した場合、出力内の統計値の一部は推測された統計値である可能性があります。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープで使用でき、すべての収集条件を指定できます。

STATEMENTS

指定するスコープと条件の SQL 文を収集します。内部変数は、各プロシージャが初めて実行されるときに収集されます。この診断トレーシング・タイプは、STATEMENTS_WITH_VARIABLES、PLANS、PLANS_WITH_STATISTICS、OPTIMIZATION_LOGGING、OPTIMIZATION_LOGGING_WITH_PLANS のいずれかの診断トレーシング・タイプを指定した場合に自動的に追加されます。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープで使用でき、すべての収集条件を指定できます。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

STATEMENTS_WITH_VARIABLES

SQL 文と文に付加された変数を収集します。各変数 (内部変数またはホスト変数) に割り当てられた値も収集されます。

スコープと条件:この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープで使用でき、すべての収集条件を指定できます。診断トレーシングのスコープ診断トレーシング条件を参照してください。

OPTIMIZATION_LOGGING

各クエリの実行に対してオプティマイザで考慮されたジョイン方式に関するデータを収集します。各方式の実行コストに関する情報や、構造のツリーを再構成するために必要な基本情報が収集されます。クエリに適用された書き換えに関する情報も収集されます。スコープが DATABASE、CONNECTION_NAME、CONNECTION_NUMBER、ORIGIN、または USER 以外の場合、最初に記録される文のテキストが、クエリの最初のテキストと異なる場合があります。これは、現在の文に最適化ロギングを適用するかどうかを判断する前に書き換えが適用される場合があるからです。この診断トレーシング・タイプは、OPTIMIZATION_LOGGING_WITH_PLANS 診断トレーシング・タイプを指定すると自動的に追加されます。

この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープに対応し、条件は指定できません。診断トレーシングのスコープを参照してください。

OPTIMIZATION_LOGGING_WITH_PLANS

オプティマイザで考慮されたジョイン方式に関するデータを収集します。各方式の実行コストに関する情報や、ジョイン方式のツリー構造を表す完全な XML プランが収集されます。クエリに適用された書き換えに関する情報も収集されます。スコープが DATABASE、CONNECTION_NAME、CONNECTION_NUMBER、ORIGIN、または USER 以外の場合、最初に記録される文のテキストが、クエリの最初のテキストと異なる場合があります。これは、現在の文に最適化ロギングを適用するかどうかを判断する前に書き換えが適用される場合があるからです。OPTIMIZATION_LOGGING トレーシング・タイプは、OPTIMIZATION_LOGGING_WITH_PLANS トレーシング・タイプを指定すると自動的に追加されます。

この診断トレーシング・タイプはすべてのスコープに対応し、条件は指定できません。診断トレーシングのスコープを参照してください。

参照