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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - サーバ管理 » Mobile Link サーバ・テクノロジの使用 » Mobile Link モニタ » Mobile Link モニタの使用 » [使用率グラフ] ウィンドウ枠

 

使用率グラフの使用

[使用率グラフ] の値を確認する場合、また出力をカスタマイズする場合は、[ツール] - [オプション] を選択して、[グラフ] タブを開きます。このタブには、[使用率グラフ] のキューが色分けして表示されます。また、ここでグラフをカスタマイズすることもできます。

プロパティ
  • [TCP/IP ワーク・キュー]   Mobile Link サーバの低レベル・ネットワーク・レイヤで実行される処理を表します。このレイヤでは、ネットワークに対するパケットの読み込みと書き込みを行います。このキューには、読み込み/書き込み要求が大量に追加されます。ネットワークから読み込む必要がある受信データが通知されたり、ストリーム・ワーカによりネットワークへの書き込みを指示されたりすると、このキューが大きくなります。

    このキューが滞るのは、通常は読み込みまたは書き込みの未処理が原因です。読み込みと書き込みの両方の場合もありますが、通常はいずれか一方です。読み込みが滞るのは、サーバで大量の RAM が使用されていて、メモリ・ページのスワップ・インとスワップ・アウトが頻繁に行われている場合です。この場合は、RAM を増やすことを検討してください。書き込みが滞るのは、クライアントとサーバ間のネットワーク接続の速度が遅い場合です。このキューだけが滞る場合は、CPU の使用率を確認してください。CPU の使用率が高い場合は、読み込みまたはメモリに問題がないかどうかを確認します。CPU の使用率が低い場合は、書き込み速度が遅い可能性があります。より高速のネットワークを使用することを検討してください。

  • [ストリーム・ワーク・キュー]   バージョン 10 クライアント専用です。Mobile Link サーバの高レベル・ネットワーク・レイヤで実行される処理を表します。このレイヤでは、HTTP、暗号化、圧縮など、高レベル・ネットワーク・プロトコル処理を行います。TCP/IP からの読み込みが多かったり、コマンド・プロセッサ・レイヤからの書き込み要求が多かったりすると、このキューが大きくなります。このキューだけが滞る場合は、HTTP や圧縮など、一部のネットワーク・プロトコルを削除することを検討してください。削除できない場合は、-sm オプションを使用して、許可する同時同期数を減らすことを検討してください。

    -sm オプションを参照してください。

  • [ハートビート・ワーク・キュー]   サーバ内でパルス・イベントを送信する Mobile Link サーバのレイヤを表します。このレイヤでは、たとえば、接続している Mobile Link モニタへの 1 秒に 1 回のサンプル・パルスをトリガします。

    このキューは、滞る可能性がほとんどないので、デフォルトで非表示になっています。

  • [コマンド・プロセッサ・ワーク・キュー]   内部 Mobile Link プロトコル・コマンドを解釈し、さらにそのコマンドを統合データベースに適用するために、Mobile Link サーバによって実行される処理を表します。このキューは、多数の要求を受け取ったときに大きくなります。要求のタイプには、同期要求、リスナ要求、mlfiletransfer 要求などがあります。このキューは、統合データベースで同期の処理が行われているときに、さらに同期の要求を受け取ったときにも大きくなります。

    このキューだけが滞る場合は、CPU の使用率を確認してください。CPU の使用率が高い場合は、要求数が多すぎる可能性があります。-sm オプションを使用して、許可する同時同期数を減らすことを検討してください。CPU の使用率が低い場合は、統合データベースのパフォーマンスに向上の余地がないかどうかを検討してください。

    -sm オプションを参照してください。

  • [ビジーなデータベース・ワーカ・スレッド]   この値は、Mobile Link サーバによる統合データベースの使用量を示します。この値の 1 単位は、データベースで何らかの処理を実行しているデータベース・ワーカ・スレッドを表します。挿入、更新、削除、選択の区別はありません。この値が 0 の場合、Mobile Link サーバは統合データベースで処理を実行していません。

    このカウントが大きい場合 (mlsrv11 -w オプションで設定した最大値に近い場合)、Mobile Link サーバは統合データベースに高い負荷をかけています。そのような場合でも、スループットが悪くなければ、何もする必要はありません。スループットに満足できない場合は、-w オプションを使用してデータベース・ワーカ・スレッドの数を増やすことを検討してください。その際は、-w 値を大きくすると、接続間の競合が増大することに注意してください。すべての接続でアップロードが実行されると状況が特に悪化するので、mlsrv11 -wu オプションを使用して、アップロードを実行するデータベース・ワーカに低めの制限を設ける必要が生じます。適切なスループットを実現する -w と -wu の設定値が見つからない場合は、同期スクリプトを検証して、競合の原因がないかどうかを検討してください。最終的には、RDBMS のマニュアルを参照して、統合データベースの全体的なパフォーマンスを向上させる方法がないかどうかを検討してください。

位取り

このカラムは、各プロパティの現在の位取りを示します。

[使用率グラフ] の縦軸の位取りは常に 0 ~ 100 です。これは全体の 0 ~ 100 パーセントを表します。位取りは値ごとに設定します。デフォルトでは、すべての位取りは 5 です。これは、値が 0 ~ 20 の範囲にあり、拡大 (5 倍) すると 0 ~ 100 の範囲になることを示しています。値が 20 を超えると、最大値が 100 になるように位取りが自動的に調整されます。

表示の最大値は、この位取りで 100 を割ることで確認できます。たとえば、TCP/IP ワークキューの位取りが 2.381 の場合、最大値は ( 100 / 2.381 ) = 42 になります。最大値がいくつであるかは通常は重要ではありません。重要なのは、現在のモニタリング・セッションで見られるように、グラフの上部に向かっているその値がそのプロパティの現在の最大値、つまりそのプロパティの最大負荷に近づいているということです。

グラフが定常的に上部に表示されており、同期スループットが低下している場合、調査が必要な問題がパフォーマンスに関して発生している可能性があります。同様に、1 つ以上の値がグラフ上部に長期間にわたって停滞している場合も、パフォーマンスに問題がある可能性があります。一方、Mobile Link サーバのパフォーマンスが良好なときも、グラフは頻繁に表示上部へ向かいます。これは、単に Mobile Link サーバがビジー状態であり、処理が正常に行われていることを示します。

アンチエイリアス処理

カスタマイズできるものの 1 つは、アンチエイリアス処理です。アンチエイリアス処理により、グラフの見栄えがよくなりますが、描画に時間がかかることもあります。