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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - サーバ管理 » Mobile Link イベント » 同期スクリプトの作成

 

スクリプト・バージョン

スクリプトは、「スクリプト・バージョン」と呼ばれるグループに分けられます。バージョンを指定することによって、アップロードの処理やダウンロードの準備に使用する同期スクリプト・セットを Mobile Link クライアントで選択できます。

統合データベースにスクリプト・バージョンを追加する方法については、スクリプト・バージョンの追加を参照してください。

スクリプト・バージョンの使用方法

スクリプト・バージョンを使用すると、スクリプトを異なる環境で実行されるスクリプト・セットに編成できます。この機能によって柔軟性が生まれ、特に次のような場合に便利です。

  • アプリケーションのカスタマイズ   さまざまなリモート・ユーザからの情報を処理するために、異なるスクリプト・セットを使用します。たとえば、組織のマネージャが自分が持っているデータベースを同期させるときに使用するスクリプト・セットを、他の人が使用するスクリプト・セットとは別に作成できます。これと同じ機能を 1 つのスクリプト・セットで実現することもできますが、より複雑なスクリプトになってしまいます。

  • アプリケーションのアップグレード   データベース・アプリケーションをアップグレードする場合、新しいスクリプトが必要になることがあります。これは、新しいバージョンのアプリケーションではデータ処理方法が異なる場合があるからです。リモート・データベースが変更される場合はほとんど、新しいスクリプトが必要になります。通常は、すべてのユーザを同時にアップグレードすることはできません。Mobile Link クライアントは、同期中に新しいスクリプト・セットの使用を要求できます。古いスクリプトと新しいスクリプトの両方がサーバ上で共存できるため、使用するアプリケーションのバージョンに関わらず、すべてのユーザが同期できます。

  • 複数のアプリケーションの管理   1 つの Mobile Link サーバが 2 つの完全に異なるアプリケーションを同期しなければならない場合があります。たとえば、販売アプリケーションを使用する従業員がいる一方で、在庫管理用に設計されたアプリケーションが必要な従業員もいます。2 つのアプリケーションで異なるデータ・セットが必要な場合は、各アプリケーションにつき 1 つのバージョンとなるよう、2 つのバージョンの同期スクリプトを作成できます。

  • スクリプト・バージョンのプロパティの設定   .NET または Java 同期論理のクラスから、参照可能なスクリプト・バージョンのプロパティを設定できます。ml_add_property システム・プロシージャを参照してください。

バージョン名の割り当て

スクリプト・バージョン名は、文字列です。統合データベースにスクリプトを追加するときに、この名前を指定します。たとえば、ml_add_connection_script ストアド・プロシージャと ml_add_table_script ストアド・プロシージャを使用してスクリプトを追加する場合、スクリプト・バージョン名が 1 つ目のパラメータになります。また、Sybase Central を使用してスクリプトを追加する場合は、バージョン名を入力するように指示されます。

スクリプト・バージョンには、ml_sis_1ml_qa_1 という名前は使用できません。これらの名前は、Mobile Link によって内部的に使用されています。

警告

スクリプト・バージョンの名前は、ml_ で始めないでください。ml_ で始まるスクリプト・バージョンは内部用に予約されています。

同期のバージョンの指定

同期が開始されるときにリモート・サイトでスクリプト・バージョンが指定されていない場合、同期は失敗します。

ml_global スクリプト・バージョン

他のスクリプト・バージョンとは使い方が異なる、ml_global と呼ばれるスクリプト・バージョンを作成できます。ml_global というスクリプト・バージョンを作成する場合、一度定義すると、関連付けられた接続スクリプトがすべての同期で自動的に使用されます。ml_global をスクリプト・バージョンとして明示的に指定することはありません。

ml_global スクリプト・バージョンでスクリプトを定義した後、同期対象として指定したスクリプト・バージョンの同じイベントに対してスクリプトを定義した場合には、指定したスクリプト・バージョンが使用されます。ml_global スクリプト・バージョンのスクリプトが使用されるのは、同期中のプライマリ・スクリプト・バージョンでそのスクリプトが定義されていない場合だけです。

ml_global スクリプト・バージョンには、接続レベル・スクリプトだけを含めることができます。スクリプト・バージョンを 1 つしか使用していない場合、ml_global スクリプト・バージョンは不要で、役に立たない可能性もあります。


スクリプト・バージョンの追加