Ultra Light バージョン 8.0.2 から 9.0.x のデータベースやスキーマ・ファイル (*.usm) を XML ファイルへアンロードします。
ulunloadold -c "connection-string" [ options ] xml-file
オプション | 説明 |
---|---|
-b max-size | XML ファイルに格納するカラム・データの最大サイズを設定します。デフォルトは 10 KB です。すべてのデータを XML ファイルに保存するには (最大サイズなし)、-b -1 を使用します。 |
-c "connection-string" | 必須。connection-string の DBF パラメータまたは file_name パラメータで指定するデータベースに接続します。ユーザ ID とパスワードの両方を指定しなかった場合は、デフォルトの UID DBA と PWD sql が使用されます。 |
-f directory | -b で指定した最大サイズよりも大きいデータを格納するディレクトリを設定します。デフォルトは、XML ファイルと同じディレクトリです。 |
-q | ユーティリティをクワイエット・モードで実行するように設定します。情報のバナー、バージョン番号、ステータス・メッセージが非表示になります。エラー・メッセージは引き続き表示されます。 |
-v | 冗長メッセージを表示します。 |
-y | 確認メッセージを表示しないで xml-file を上書きします。 |
xml-file | データのアンロード先の XML ファイルの名前を設定します。 |
Ultra Light バージョン 11 では、バージョン 8.x または 9.x のデータベースを直接アップグレードできません。このツールを使用して ulload で使用できる XML ファイルを生成してから、バージョン 11 のデータベースを作成します。このユーティリティで Ultra Light バージョン 11 のデータベースはアンロードしないでください。代わりに ulunload ユーティリティを使用してください。
データベースのアンロード時に次のデータは保持されません。
同期ステータス、同期数、ロー削除。アンロードの前にデータベースを同期させる必要があります。
Ultra Light ユーザのエントリ。
保持されたデータベース・オプションまたはプロパティを確認するには、ulload ユーティリティでデータベースを再ロードした後に ulinfo を実行します。
カラム・データが、-b で指定した最大サイズを超えていた場合、オーバフローは *.bin ファイルに保存されます。このファイルは、次のいずれかのディレクトリにあります。
ファイル名は次の命名規則に従います。
tablename-columname-rownumber.bin |
0 以外のエラー・コード値は処理に失敗したことを示します。
このユーティリティを使用して、Windows Mobile デバイス上で直接データベースをアンロードすることはできません。まずデスクトップ・コンピュータにデータベースをコピーしてください。
Ultra Light 8.0.x のスキーマ・ファイル dbschema8.usm を Ultra Light バージョン 11 のデータベース db.udb にアップグレードするには、次の 2 つのコマンドが必要です。
ulunloadold -c SCHEMA_FILE=dbschema8.usm dbschema.xml |
ulload -c DBF=db.udb dbschema.xml |
Palm OS 用の Ultra Light バージョン 9.0.x のデータベース palm9db.pdb を Ultra Light バージョン 11 のデータベース palm11db.pdb にアップグレードするには、次の 2 つのコマンドが必要です。
ulunloadold -c DBF=palm9db.pdb dbdata.xml |
ulload -c DBF=palm11db.pdb -p Syb1 dbdata.xml |
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