Ultra Light ActiveSync プロバイダーは、ユーザーがデスクトップからデバイスにアクセスするためのソフトウェアモジュールです。他のソフトウェアコンポーネントと同様に、必要なファイルをデバイスに配備して、Ultra Light が Windows Mobile ActiveSync とともに動作するようにする必要があります。
Ultra Light をエンドユーザーに配備する場合は、エンドユーザーのコンピューターに ActiveSync プロバイダーを手動でインストールして登録してください。これにより、ActiveSync は特定のアプリケーションに対してプロバイダーの特定のインスタンスを呼び出すタイミングを認識します。
mlasinst.exe ActiveSync プロバイダーをインストールして、ActiveSync Manager で登録します。このユーティリティは、同期用に ActiveSync プロバイダーで使用するアプリケーションも登録します。
mlasdesk.dll ActiveSync Manager によってデスクトップにロードされる DLL。DLL ファイルのロケーションは、mlasinst.exe によって ActiveSync Manager に登録されます。
mlasdev.dll ActiveSync Manager によってデバイスにロードされる DLL。DLL ファイルは、mlasinst.exe によってデバイスの正しいロケーションに配備されます。
dblgen12.dll 言語リソースライブラリ。
サポートされているプロバイダープラットフォームのリストについては、 http://www.ianywhere.jp/sas/os.html を参照してください。
エンドユーザーのコンピューターで次のことを確認します。
ActiveSync Manager がインストールされていること。
ActiveSync プロバイダーファイルが開発コンピューターからエンドユーザーのハードドライブにコピーされていること。
mlasinst を実行して、ActiveSync のプロバイダーをインストールします。このユーティリティを使用して、Ultra Light アプリケーションをユーザーの Windows Mobile デバイスに登録して配備することもできます。ただし、可能かどうかは、使用するコマンドライン構文によります。Ultra Light アプリケーションで複数のファイルを使用する場合は、必要なファイルを手動でコピーしてください。
次の例では、mlasdesk.dll および mlasdev.dll が現在のフォルダーにあることを前提にしています。-k オプションと -v オプションが使用されています。-p オプションと -x オプションは、ActiveSync によって起動されるアプリケーションに対するコマンドラインオプションです。
mlasinst "C:\My Files\myULapp.exe" "\Program Files\myULapp.exe" "My Application" MYAPP -p -x -v -k |
このユーティリティを使用して、事前にコンパイルされた ARM 5.0 プロセッサーの CustDB を配備すると、コマンドラインは次のようになります。
mlasinst -v "%SQLANY12%\UltraLite\ce\arm.50" "%SQLANY12%\UltraLite\ce\arm.50\custdb.exe" custdb.exe CustDB CUSTDBDEMO |
ActiveSync を使用して、後で Ultra Light アプリケーションを登録することもできます。ActiveSync Manager を使用したアプリケーションの登録を参照してください。
ActiveSync が新しいプロバイダーを認識できるよう、コンピューターを再起動します。
Mobile Link プロバイダーを有効にします。
[ActiveSync] ウィンドウで [オプション] をクリックします。
リストにある [Mobile Link クライアント] を有効にして [OK] をクリックし、Mobile Link プロバイダーをアクティブにします。
登録されたアプリケーションのリストを表示するには、[オプション] をクリックし、[Mobile Link クライアント] をクリックして、[設定] をクリックします。
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