row-limitation 句
ロー制限を使用して、結果のサブセットを返します。たとえば、結果セットの最初のローを取得するには、FIRST を指定します。結果の最初の n 個のローを返すには、TOPn を使用します。TOPn 個のローを取得するときの開始ローの位置を制御するには、START ATm を指定します。これらの句が意味のある結果を返すようにローの順序を指定するには、SELECT 文に ORDER BY 句を指定します。
select-list
式のリストであり、データベースから何を取り出すかを指定します。通常、SELECT リスト内の式はカラム名です。ただし、関数のように、他のタイプの式にすることもできます。アスタリスク (*) を使用すると、FROM 句にリストされた全テーブルのすべてのカラムを選択できます。オプションとして、select-list 内のそれぞれの式に対して、エイリアスを定義できます。エイリアスを使用すると、クエリ内の別の位置 (WHERE 句や ORDER BY 句など) から、select-list の式を参照できるようになります。
FROM 句 table-expression の中で指定されるテーブルとビューからローを取り出します。FROM 句 [Ultra Light]を参照してください。
WHERE 句
WHERE 句を指定すると、search-condition を満たすローだけが選択されます。Ultra Light の探索条件を参照してください。
GROUP BY 句
GROUP BY 句を使用したクエリの結果には、GROUP BY 式の中の個別の値の各セットに対し 1 つのローが入ります。テーブルリストのローの各グループに対する結果にはローが 1 つずつ含まれるため、結果ローはグループとして頻繁に参照されます。これらのグループ内のローには、集合関数を適用できます。NULL
があった場合、ユニークな値と見なされます。
ORDER BY 句
この句で指定した式に従って、クエリの結果がソートされます。ORDER BY 句の各式は、昇順 (ASC) または降順 (DESC) (デフォルト) でソートすることができます。式が整数 n である場合、クエリの結果は SELECT リストの n 番目の式でソートされます。
特定の順序でローが返されるようにする唯一の方法は ORDER BY を使用することです。ORDER BY 句がない場合は、Ultra Light が最も効率のよい順序でローを返します。
Ultra Light は、LONG VARCHAR 値や LONG BINARY 値の順序をサポートしていません。
FOR 句
この句には、クエリの動作を制御する 2 つの形式があります。
FOR READ ONLY
この句は、クエリが更新に使用されないことを示します。クエリが更新に使用されないことがわかっている場合は、Ultra Light のパフォーマンスが向上することがあるため、この句はできるだけ指定してください。たとえば、読み込み専用アクセスが必要であることがわかると、Ultra
Light はダイレクトテーブルスキャンを実行できます。FOR READ ONLY はデフォルトの動作です。ダイレクトページスキャンを参照してください。
FOR UPDATE
この句によってクエリを更新に使用できるようになります。この句は、明示的に指定する必要があります。明示的に指定しないと、更新は許可されません (FOR READ ONLY がデフォルトの動作)。
OPTION ( FORCE ORDER ) 句
この句は一般的には使用しないことをおすすめします。この句は、Ultra Light で選択されたテーブルアクセス順序を上書きし、クエリに出現する順序でテーブルにアクセスするよう Ultra Light に要求します。この句は、クエリの順序が Ultra
Light の順序よりも確実に効率的である場合にのみ使用してください。