データベースの暗号化されたコピーを、CREATE ENCRYPTED DATABASE 文を使用して作成することもできます。この文では、ファイルのコピーを作成 (この場合は、暗号化形式で) します。元のデータベースファイルは上書きしません。
前提条件
デフォルトでは、CREATE ENCRYPTED DATABASE 文を実行するには SERVER OPERATOR システム権限が必要です。-gu データベースサーバオプションを使用すると、必要な権限を変更できます。
暗号化しようとしているデータベースは実行中でないことが必要です。
内容と備考
データベースに強力な暗号化を適用した場合、暗号化キーのコピーを必ず安全な場所に保管してください。暗号化キーがわからなくなった場合は、Sybase 製品の保守契約を結んでいるサポートセンタに依頼してもデータにはアクセスできません。アクセスできなくなったデータベースは、廃棄して、新しくデータベースを作成する必要があります。
Interactive SQL で、暗号化しているデータベース以外の既存のデータベースに接続します。
CREATE ENCRYPTED DATABASE 文を使用してデータベースを暗号化します。
例
次の文では、データベースファイル temp.db の、AES で暗号化されたコピーを作成し、そのコピーに encryptedtemp.db という名前を付けます。
CREATE ENCRYPTED DATABASE 'C:\temp\encryptedtemp.db' FROM 'C:\temp\temp.db' KEY 'abc' ALGORITHM 'AES'; |
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