通常、Windows ベースのオペレーティングシステムでは、ODBC データソースをシステムレジストリに格納します。ファイルデータソースは、ファイルとして保存されるデータソースです。通常、Windows のファイルデータソースの拡張子は .dsn です。ファイルデータソースは複数のセクションから構成されていて、各セクションは角カッコで囲まれた名前で始まります。
ファイルデータソースを使用して接続するには、FileDataSourceName (FILEDSN) 接続パラメータを使います。1 つの接続文字列内で DataSourceName (DSN) と FileDataSourceName (FILEDSN) の両方は使用できません。
正常に接続できない場合は、次のいずれかが発生します。
新しいファイルデータソースの場合 Microsoft ODBC データソースアドミニストレータは、指定のファイルデータソースパラメータを使って接続を確立することができなかったというメッセージを表示します。その後、このメッセージから、検証されていないファイルを保存するかどうかが尋ねられます。ファイルデータソースを保存すると選択した場合は、ODBC データソースアドミニストレータによって次の行のみが書き込まれます。
[ODBC] DRIVER=SQL Anywhere 16 |
ドライバ文字列は、SQL Anywhere のバージョンによって異なります。
既存のファイルデータソースの場合 Microsoft ODBC データソースアドミニストレータは、指定のファイルデータソース名が不正であることを示すメッセージを表示します。ファイルデータソースは、ODBC データソースアドミニストレータによっては更新されません。
接続に成功すると、ODBC データソースアドミニストレータによって新規または更新されたファイルデータソースがディスクに書き込まれますが、PWD=password パラメータは含まれません (ファイルに以前に存在した場合は削除されます)。
ファイルデータソースを使用すると、ファイルをユーザに配布し、複数のユーザ接続の管理を簡単にすることができます。ファイルがファイルデータソースのデフォルト ロケーションにある場合、ODBC によって自動的に選択されます。
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