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サーバ側の Web サービス通信プロトコルを指定します。
dbsrv16 -xs [,..] { protocol[,...] }
protocol : { NONE | HTTP [ ( option=value;...) ] | HTTPS [ ( option=value;...) ]
「クラウドに関する注意:」OnDemand Edition ライセンスがあるクラウドサーバでは、-xs オプションを複数回指定できます。
次のいずれかを指定できます。
option ネットワークプロトコルオプション
各プロトコルでサポートされている option の値のリストについては、ネットワークプロトコルオプションを参照してください。
HTTP HTTP プロトコルを使用するクライアントによる Web 要求を受信します。受信するデフォルトのポートは 80 です。
HTTPS HTTPS プロトコルを使用するクライアントによる Web 要求を受信します。受信するデフォルトのポートは 443 です。HTTPS を使用するためには、サーバの証明書とパスワードを指定する必要があります。HTTPS は RSA 暗号化を使用するため、パスワードは RSA 証明書であることが必要です。
HTTP サーバは、SSL バージョン 3.0 と TLS バージョン 1.0 および 1.1 を使用した HTTPS 接続をサポートしています。
HTTPS を指定するか、FIPS 認定の RSA 暗号化の場合は FIPS=Y を付けて HTTPS を指定します。FIPS 認定の HTTPS は別の認定ライブラリを使用しますが、HTTPS と互換性があります。
FIPS 認定アルゴリズムの適用方法の詳細については、-fips データベースサーバオプションを参照してください。
NONE Web 要求を受信しません。これはデフォルトです。
使用可能なパラメータの詳細については、ネットワークプロトコルオプションを参照してください。
すべてのオペレーティングシステムとデータベースサーバ
-xs オプションを使用して、要求の受信に使用する Web プロトコルを指定します。
-xs オプションを指定しない場合、データベースサーバは Web 要求を受信しようとしません。
複数のプロトコルを指定する場合は、プロトコルごとに -xs オプションを指定することも、1 つの -xs オプションで複数のプロトコルを指定することもできます。サーバは、指定されたすべてのプロトコルを使用して Web 要求を受信します。
複数の Web サーバを同時に起動する場合は、どのサーバにも同じデフォルトポートがあるので、いずれか 1 つのサーバのポートを変更します。
トランスポートレイヤセキュリティには、HTTPS または FIPS 認定の HTTPS プロトコルを使用できます。SQL Anywhere Web サービスの暗号化を参照してください。
UNIX では、複数のパラメータを指定する場合に二重引用符が必要です。
-xs "HTTP(OPTION1=value1;OPTION2=value2;...)"
別途ライセンスが必要な必須コンポーネント
FIPS 認定の暗号化には別のライセンスが必要です。強力な暗号化テクノロジはすべて、輸出規制対象品目です。
別途ライセンスが必要なコンポーネントを参照してください。
HTTP Web 要求をポート 80 で受信します。
dbsrv16 web.db -xs HTTP(PORT=80)
HTTPS を使用して Web 要求を受信します。
dbsrv16 web.db -xs HTTPS(FIPS=N;PORT=82;IDENTITY=ecserver.id;IDENTITY_PASSWORD=test)
ポート 80 とポート 8080 で受信:
dbsrv16 -xs HTTP(port=80),HTTP(PORT=8080)
または
dbsrv16 -xs HTTP(port=80) -xs HTTP(PORT=8080)