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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ 空間データサポート » 空間データ

 

空間参照系 (SRS) と空間参照系識別子 (SRID)

空間データベースのコンテキストでは、ジオメトリが記述されている定義済みの空間を「空間参照系 (SRS)」 と呼びます。空間参照系では、少なくとも次のことが定義されます。

  • 基本となる座標系の測定単位 (角度、メートルなど)

  • 座標の最大値と最小値 (境界とも呼ばれます)

  • デフォルトの線形測定単位

  • データが平面データまたは回転楕円体データのいずれであるか

  • データを他の SRS に変換するための投影情報

すべての空間参照系には、「空間参照系識別子 (SRID)」 と呼ばれる識別子があります。ジオメトリが別のジオメトリと接触しているかどうかを調べる操作などを SQL Anywhere が実行する場合、空間参照系の計算を正しく実行できるように、SRID を使用してその空間参照系の定義を検索します。SQL Anywhere データベースでは、各 SRID はユニークである必要があります。

デフォルトでは、SQL Anywhere は次の空間参照系を新しいデータベースに追加します。

  • デフォルト ‐ SRID 0   これは、ジオメトリを構成するときに SQL に SRID が指定されておらず、ロードされる値にも含まれていない場合のデフォルトの空間参照系です。

    デフォルトは、平らな 2 次元平面でのデータを処理する直交空間参照系です。平面上の任意のポイントは、x と y が -1,000,000 から 1,000,000 の境界を持つ、x, y 座標の単一のペアを使用して定義されます。距離は垂直座標軸を使用して測定されます。この空間参照系には、SRID 「0」 が割り当てられています。

    -1 2 と 2 2 にポイントが表示された X Y グリッドのイメージ。

    直交空間参照系は、平面タイプの空間参照系です。

  • WGS 84 ‐ SRID 4326   WGS 84 標準では、地球の回転楕円体の参照面が提供されます。これは、グローバルポジショニングシステム (GPS) によって使用される空間参照系です。WGS 84 の座標原点は地球の中心であり、±1 メートルの精度であると見なされています。WGS は世界測地系 (World Geodetic System) を表しています。

    WGS 84 の座標は角度で表され、第 1 の座標は経度で境界は -180 から 180、第 2 の座標は緯度で境界は -90 から 90 です。

    WGS 84 は、曲面タイプの空間参照系であり、デフォルトの測定単位は METRE です。

  • WGS 84 (平面) ‐ SRID 1000004326   WGS 84 (平面) は WGS 84 と似ていますが、正距円筒投影法が使用され、長さ、面積、その他の計算がゆがめられます。たとえば、SRID 4326 と 1000004326 では、どちらも赤道での経度 1 度は約 111 km です。北緯 80 度では、SRID 4326 では経度 1 度は約 19 km ですが、SRID 1000004326 ではすべての緯度で経度 1 度を約 111 km として扱います。SRID 1000004326 では長さにかなりのゆがみが発生します (10 分の 1 以下に減少)。ゆがみの係数は、赤道に対するジオメトリの相対的な位置によって異なります。このため、SRID 1000004326 は距離と面積の計算には使用しないでください。ST_Contains、ST_Touches、ST_Covers などの関係述部にのみ使用してください。

    WGS 84 (平面) は、平面タイプの空間参照系であり、デフォルトの測定単位は DEGREE です。

  • sa_planar_unbounded ‐ SRID 2,147,483,646   内部でのみ使用。

  • sa_octahedral_gnomonic ‐ SRID 2,147,483,647   内部でのみ使用。

空間参照系は希望の方法で、および希望の任意の SRID 番号を使用して定義できるため、空間参照系の定義 (投影、座標系など) は、データがデータベース間で移動する場合、または他の SRS に変換されるときにデータに付随している必要があります。たとえば、空間データを WKT にアンロードする場合、空間参照系の定義がファイルの先頭に含まれます。

 sa_install_feature システムプロシージャを使用した追加の空間参照系のインストール
 現在データベースにある空間参照系のリストの決定
 一般的なマッピングアプリケーションとの互換性
 参照