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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Remote » チュートリアル:HTTP メッセージシステムを使用し、Relay Server を経由して統合データベースをメッセージサーバとしたレプリケーションシステムの設定

 

レッスン 5:統合データベースとリモートデータベースにおけるデータの追加とレプリケート

統合データベースとリモートデータベースにデータを追加し、SQL Remote を実行して変更をレプリケートし、両方のデータベースのデータが一致していることを確認します。

前提条件

SYS_REPLICATION_ADMIN_ROLE システムロールが必要です。

 ♦ タスク
  1. 現在、統合データベース (cons) に接続されていない場合は、次のコマンドを実行します。

    dbisql -c "SERVER=cons;DBN=cons;UID=DBA;PWD=sql"
  2. 統合データベース (cons) で次の文を実行し、追加サンプルデータを従業員テーブルに追加します。

    INSERT INTO employees (first_name, last_name) VALUES ('Javier', 'Spoor');
    COMMIT;
  3. リモートデータベース (rem) で次の文を実行し、追加サンプルデータを従業員テーブルに追加します。

    INSERT INTO employees (first_name, last_name) VALUES ('Nelson', 'Kreitzer');
    COMMIT;
  4. 統合データベース (cons) で、Message Agent を実行します。

    dbremote -c "SERVER=cons;DBN=cons;UID=DBA;PWD=sql" -qc -v -o c:\tutorial\cons1.txt

    これにより、統合データベース (cons) のトランザクションログがスキャンされ、FILE メッセージシステムを使用してリモートデータベース (rem) のメッセージが生成されます。デバッグメッセージシステムパラメータは、統合データベースの FILE メッセージシステム用に設定されているため、c:\tutorial\cons1.txt ファイルを見て、メッセージがc:\tutorial\messages\rem ディレクトリに書き込まれていることを示すデバッグメッセージがあることを確認できます。次に例を示します。

    I. 2011-04-12 09:33:03. Processing transactions from active transaction log
    I. 2011-04-12 09:33:03. Sending message to "rem" (0-0000000000-0000550994-0)
    I. 2011-04-12 09:33:03. sopen "c:\tutorial\messages\rem\cons.0"
    I. 2011-04-12 09:33:03. write " c:\tutorial\messages\rem\cons.0"
    I. 2011-04-12 09:33:03. close " c:\tutorial\messages\rem\cons.0"
  5. リモートデータベース (rem) で、Message Agent を実行します。

    dbremote -c "SERVER=rem;DBN=rem;UID=DBA;PWD=sql" -qc -v -o c:\tutorial\rem.txt

    このコマンドは、HTTP メッセージシステムを使用して、統合データベースで生成されたばかりのメッセージを受信して適用します。次に、トランザクションログをスキャンし、メッセージをリモートデータベースに追加された新しいローとともに統合データベースに送り返します。デバッグメッセージシステムパラメータは、リモートデータベースの HTTP メッセージシステム用に設定されているため、c:\tutorial\rem.txt ファイルを見て、HTTP メッセージシステムが使用されていることを示すデバッグメッセージがあることを確認できます。次に例を示します。

    I. 2011-04-12 09:34:03. Sending message to "cons" (0-0000000000-0000576448-0)
    I. 2011-04-12 09:34:03. HTTPWriteMessage "rem.0"
    I. 2011-04-12 09:34:03. HTTPWriteMessage: success -- filename  "rem.0"
    I. 2011-04-12 09:34:03. HTTPDisconnect
  6. また、RSOE が生成した出力ファイルを見て、その情報がログに印刷されていることを確認することにより、要求が Relay Server を通過したことを確認できます。

    I. 2011-04-12 09:34:03. <UpChannel-0000> PacketRead packet-len:257
    I. 2011-04-12 09:34:03. <UpChannel-0000> PacketRead packet-opcode:0xf004
    I. 2011-04-12 09:34:03. <UpChannel-0000> packet read..
    I. 2011-04-12 09:34:03. <UpChannel-0000> successful packet read.. processing it..
    I. 2011-04-12 09:34:03. <UpChannel-0000> 259 RS_CLI_SESSION_BEGIN(snum=0006 sfp=4e0e5291 ridx=0)
    I. 2011-04-12 09:34:03. <UpChannel-0000> Notifying worker thread
    
  7. 統合データベース (cons) で、Message Agent を実行します。

    dbremote -c "SERVER=cons;DBN=cons;UID=DBA;PWD=sql" -qc -v -o c:\tutorial\cons2.txt

    このコマンドは、FILE ベースのメッセージシステムを使用してリモートデータベースによって生成されたばかりのメッセージを受信して適用します。

  8. 統合データベースに 4 ローのデータがすべて含まれていることを確認するには、次の文を実行して従業員テーブルの内容を表示します。

     SELECT * FROM employees;

    クエリは、従業員テーブルから次のデータを返します。ただし、hire_date カラムには、次のテーブルにある値ではなく、そのローを挿入した時間が記載されます。

    employee_id first_name last_name hire_date
    1 Kelly Meloy 2011-03-25 08:27:56.310
    2 Melisa Boysen 2011-03-25 08:27:56.310
    3 Javier Spoor 2011-03-25 08:30:26.110
    102000001 Nelson Kreitzer 2011-03-25 08:31:51.970
  9. 次の文を実行して従業員テーブルの内容を表示することにより、リモートデータベース (rem) に 4 ローのデータがすべて含まれていることを確認します。

    SELECT * FROM employees;

    クエリは、従業員テーブルから次のデータを返します。ただし、hire_date カラムには、次のテーブル内のデータではなく、そのローを挿入した時間が記載されます。

    employee_id first_name last_name hire_date
    1 Kelly Meloy 2011-03-25 08:27:56.310
    2 Melisa Boysen 2011-03-25 08:27:56.310
    3 Javier Spoor 2011-03-25 08:30:26.110
    102000001 Nelson Kreitzer 2011-03-25 08:31:51.970
  10. Interactive SQL との接続を切断します。

結果

統合データベースとリモートデータベースにデータが追加され、変更がレプリケートされて、データの一致が確認されました。

次の手順

レッスン 6:クリーンアップに進みます。