データベース・サーバからの特定のクライアント接続の開始を、管理者が容易に識別できるようにします。
特に制限なし
文字列
空の文字列
この接続パラメータは、Embedded SQL、ODBC、OLE DB、または ADO.NET クライアント、および iAnywhere JDBC ドライバを使用するアプリケーションから、データベース・サーバに送信されます。Open Client または jConnect アプリケーションから使用することはできません。
このパラメータは、クライアント・コンピュータの IP アドレスや実行されているオペレーティング・システムなどの、クライアント・プロセスについての情報を保持するように生成された文字列で構成されています。文字列は、接続するデータベース・サーバに関連付けられており、次の文を使用して検索できます。
SELECT CONNECTION_PROPERTY( 'AppInfo' ); |
クライアントは、固有の文字列も指定できます。指定した文字列は、生成された文字列に追加されます。AppInfo プロパティ文字列は、セミコロンで区切られた key=value ペアのシーケンスです。有効なキーは次のとおりです。
API DBLIB、ODBC、OLEDB、ADO.NET、iAnywhereJDBC、PHP、PerlDBD、DBEXPRESS のいずれか
APPINFO 接続文字列に AppInfo を指定したときに入力される文字列
EXE クライアント実行プログラムの名前 (Windows、Linux、Solaris)
HOST クライアント・コンピュータのホスト名
IP クライアント・コンピュータの IP アドレス
OS オペレーティング・システム名とバージョン番号 (Windows 2000 など)
OSUSER クライアント・プロセスに関連付けられたオペレーティング・システム・ユーザ名。クライアント・プロセスで別のユーザを同一化している場合 (UNIX の場合は、セット ID ビットが設定されている場合)、同一化されたユーザ名が返されます。バージョン 10.0.1 以前のクライアントと HTTP や TDS クライアントでは、空の文字列を返します。
PID クライアントのプロセス ID (Windows と UNIX のみ)
THREAD クライアントのスレッド ID (Windows と UNIX のみ)
TIMEZONEADJUSTMENT 接続のローカル時間を表示するために協定世界時 (UTC: Coordinated Universal Time) に加算する必要がある分数
VERSION 主要なバージョン番号、それ以外のバージョン番号、ビルド番号を含む、使用しているクライアント・ライブラリのバージョン (11.0.0.2023 など)
クライアント接続パラメータにデバッグ・ログ・ファイルを指定すると、そのファイルに APPINFO 文字列が追加されます。
Interactive SQL からのサンプル・データベースに接続します (デフォルトで iAnywhere JDBC ドライバを使用します)。
dbisql -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=samples-dir\demo.db" |
アプリケーション情報を表示します。
SELECT CONNECTION_PROPERTY( 'AppInfo' ); |
結果は、次のとおりです (1 つの文字列で表示されます)。
IP=ip-address; HOST=computer-name; OSUSER=user-name; OS='Windows XP Build 2600 Service Pack 2'; EXE='C:\Program Files\SQL Anywhere 11\Bin32\dbisql.exe';P ID=0xcac; THREAD=0xca8;VERSION=11.0.0.1200; API=iAnywhereJDBC; TIMEZONEADJUSTMENT=-240 |
AppInfo プロパティにユーザ固有の情報を追加して、Interactive SQL からサンプル・データベースに接続します。
dbisql -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=samples-dir\demo.db;APP=Interactive SQL connection" |
アプリケーション情報を表示します。
SELECT CONNECTION_PROPERTY( 'AppInfo' ); |
結果は、次のとおりです (1 つの文字列で表示されます)。
IP=ip-address; HOST=computer-name; OSUSER=user-name; OS=Windows XP Build 2600 Service Pack 2; EXE=C:\Program Files\SQL Anywhere 11\Bin32\dbisql.exe; PID=0xcac; THREAD=0xba8; VERSION=11.0.0.1200; API=iAnywhereJDBC; TIMEZONEADJUSTMENT=-240; APPINFO='Interactive SQL connection' |
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |