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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの保守 » バックアップとデータ・リカバリ » データベースのリカバリ

 

自動リカバリ処理

正常なオペレーションでデータベースが停止すると、データベース・サーバでチェックポイントが実行され、データベース内のすべての情報がデータベース・ファイル内に格納されます。これは、「クリーン」な停止と呼ばれます。

データベースを起動するたびに、データベース・サーバは最後の停止がクリーンだったのか、システム障害の結果だったのかをチェックします。データベースの停止がクリーンでなかった場合は、システム障害からリカバリするために、次の手順が自動的に実行されます。

  1. 「最新のチェックポイントにリカバリする」

    すべてのページを最新のチェックポイント時の状態にリストアするために、チェックポイント・ログ・ページのコピーでチェックポイント以降に加えられた変更が上書きされます。

    ページ A (ページのチェックポイント・ログのコピー) は、ダーティ・ページを上書きするためにデータベース・ファイルにコピーされます。トランザクション・ログには、チェックポイント以降にページ A に行われた変更が含まれます。
  2. 「チェックポイント以降に加えられた変更を適用する」

    チェックポイントからシステム障害が発生するまでの間に加えられた変更が適用されます。この変更内容はトランザクション・ログに格納されています。

  3. 「コミットされていないトランザクションをロールバックする」

    コミットされていないトランザクションが、ロールバック・ログを使用してロールバックされます。