新しいデータベース・ファイルを作成するときは、CREATE DATABASE 文の DATABASE SIZE 句を使用するか、dbinit -dbs オプションを指定することによって、データベース領域を事前に割り付けることができます。CREATE DATABASE 文と初期化ユーティリティ (dbinit)を参照してください。
データベースを使用していると、必要に応じてデータベース・ファイルのサイズが自動的に増大します。データベース・ファイルを頻繁に更新していると、ディスク上のファイルが過度に断片化し、パフォーマンスが低下することがあります。サイズの小さな多数の領域を割り付けるには、サイズの大きい領域を 1 つ割り付けるよりも時間がかかります。変更の頻度が高いデータベースの場合は、Sybase Central または ALTER DBSPACE 文を使用して、DB 領域やトランザクション・ログに対し、ディスク領域を事前に割り付けることができます。
データベース・ファイルのプロパティを変更するには、DBA 権限が必要です。
ディスク領域を事前に割り付けてからディスク断片化解除ユーティリティを実行すると、ディスク・ドライブのあちこちにデータベース・ファイルが断片化されるのを、確実に防ぐことができます。データベース・ファイルの断片化が進むと、パフォーマンスが低下します。
[DB 領域] フォルダを開きます。
DB 領域を右クリックし、[領域の事前割り付け] を選択します。
DB 領域に追加する領域のサイズを入力します。領域は、ページ、バイト、キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、ギガバイト (GB)、またはテラバイト (TB) 単位で追加できます。
[OK] をクリックします。
データベースに接続します。
ALTER DBSPACE 文を実行します。
system DB 領域のサイズを 200 ページ増やします。
ALTER DBSPACE system ADD 200; |
system DB 領域のサイズを 400 メガバイト増やします。
ALTER DBSPACE system ADD 400 MB; |
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