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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » データベース・ファイルの処理 » 追加 DB 領域の使用

 

データベース・ファイル用領域の事前割り付け

新しいデータベース・ファイルを作成するときは、CREATE DATABASE 文の DATABASE SIZE 句を使用するか、dbinit -dbs オプションを指定することによって、データベース領域を事前に割り付けることができます。CREATE DATABASE 文初期化ユーティリティ (dbinit)を参照してください。

データベースを使用していると、必要に応じてデータベース・ファイルのサイズが自動的に増大します。データベース・ファイルを頻繁に更新していると、ディスク上のファイルが過度に断片化し、パフォーマンスが低下することがあります。サイズの小さな多数の領域を割り付けるには、サイズの大きい領域を 1 つ割り付けるよりも時間がかかります。変更の頻度が高いデータベースの場合は、Sybase Central または ALTER DBSPACE 文を使用して、DB 領域やトランザクション・ログに対し、ディスク領域を事前に割り付けることができます。

データベース・ファイルのプロパティを変更するには、DBA 権限が必要です。

パフォーマンスに関するヒント

ディスク領域を事前に割り付けてからディスク断片化解除ユーティリティを実行すると、ディスク・ドライブのあちこちにデータベース・ファイルが断片化されるのを、確実に防ぐことができます。データベース・ファイルの断片化が進むと、パフォーマンスが低下します。

♦  領域を事前に割り付けるには、次の手順に従います (Sybase Central の場合)。
  1. [DB 領域] フォルダを開きます。

  2. DB 領域を右クリックし、[領域の事前割り付け] を選択します。

  3. DB 領域に追加する領域のサイズを入力します。領域は、ページ、バイト、キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、ギガバイト (GB)、またはテラバイト (TB) 単位で追加できます。

  4. [OK] をクリックします。

♦  領域を事前に割り付けるには、次の手順に従います (SQL の場合)。
  1. データベースに接続します。

  2. ALTER DBSPACE 文を実行します。

system DB 領域のサイズを 200 ページ増やします。

ALTER DBSPACE system
ADD 200;

system DB 領域のサイズを 400 メガバイト増やします。

ALTER DBSPACE system
ADD 400 MB;
参照