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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » データベース・サーバ » データベース・サーバ・オプション

 

-ch サーバ・オプション

自動キャッシュ増加機能を利用した際の最大キャッシュ・サイズ上限値を設定します。

構文
{ dbsrv11 | dbeng11 } -ch { size[ k | m | g | p ] } ...
適用対象

Windows、UNIX、OS X

備考

このオプションは、データベース・サーバが自動キャッシュ増加機能を実行するときに使用できる、キャッシュ・サイズの上限を設定します。デフォルトでは、上限値の概算は、非 AWE の最大キャッシュ・サイズとコンピュータの物理メモリの 90% のうち、いずれか低い方になります。

size には、メモリ容量をバイト単位で指定します。単位をキロバイト、メガバイト、またはギガバイトで指定するには、それぞれ kmg のいずれかを使用してください。

単位 p は、物理システム・メモリと非 AWE の最大キャッシュ・サイズのうち、いずれか小さい方のパーセンテージを表します。非 AWE の最大キャッシュ・サイズは、オペレーティング・システムによって異なります。次に例を示します。

  • 2.8 GB − Windows 32 ビット Advanced Server、Enterprise Server、Datacenter Server

  • 3.8 GB − Windows x64 Edition 上の 32 ビット・データベース・サーバ

  • 1.8 GB − その他すべての 32 ビット・システム

  • Windows Mobile の場合、p オプションは使用可能な物理メモリのパーセンテージを表します

p を使用すると、引数はパーセンテージを表します。P の代わりに % も使用できますが、UNIX 以外のオペレーティング・システムではほとんどの場合 % を環境変数のエスケープ文字として使用するため、% 文字をエスケープする必要があります。最小キャッシュ・サイズを物理システム・メモリの 50% に設定するには、次のコマンドを使用します。

AWE キャッシュを使用している場合、このオプションは無視されます。-cw オプションを使用すると、AWE を使用するサイズの大きいキャッシュを作成できます。-cw サーバ・オプションを参照してください。

dbeng11 -ch 50%% ...
参照

次の例は、silver という名前のサーバを最大キャッシュ・サイズ 2 MB で起動し、サンプル・データベースをロードします。

dbeng11 -ch 2m -n silver "samples-dir\demo.db"

samples-dir の詳細については、サンプル・ディレクトリを参照してください。