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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » データベース・サーバ » データベース・サーバ・オプション

 

-cl サーバ・オプション

自動キャッシュ・サイズ変更機能に対して最小キャッシュ・サイズを設定します。

構文
{ dbsrv11 | dbeng11 } -cl { size[ k | m | g | p ] } ...
適用対象

Windows、UNIX、OS X

備考

このオプションは、キャッシュの下限値を設定します。-c オプションを使用して初期キャッシュ・サイズを指定すると、最小キャッシュ・サイズは初期キャッシュ・サイズと同じになります。初期キャッシュ・サイズを指定しない場合、デフォルトの初期キャッシュ・サイズは Windows では 2 MB、UNIX では 8 MB です。

size には、メモリ容量をバイト単位で指定します。単位をキロバイト、メガバイト、またはギガバイトで指定するには、それぞれ kmg のいずれかを使用してください。

単位 p は、物理システム・メモリと非 AWE の最大キャッシュ・サイズのうち、いずれか小さい方のパーセンテージを表します。非 AWE の最大キャッシュ・サイズは、オペレーティング・システムによって異なります。次に例を示します。

  • 2.8 GB − Windows 32 ビット Advanced Server、Enterprise Server、Datacenter Server

  • 3.8 GB − Windows x64 Edition 上の 32 ビット・データベース・サーバ

  • 1.8 GB − その他すべての 32 ビット・システム

  • Windows Mobile の場合、p オプションは使用可能な物理メモリのパーセンテージを表します

p を使用すると、引数はパーセンテージを表します。P の代わりに % も使用できますが、UNIX 以外のオペレーティング・システムではほとんどの場合 % を環境変数のエスケープ文字として使用するため、% 文字をエスケープする必要があります。最小キャッシュ・サイズを物理システム・メモリの 50% に設定するには、次のコマンドを使用します。

dbeng11 -cl 50%% ...

AWE キャッシュを使用している場合、このオプションは無視されます。-cw オプションを使用すると、AWE を使用するサイズの大きいキャッシュを作成できます。-cw サーバ・オプションを参照してください。

参照

次の例は、silver という名前のサーバを最小キャッシュ・サイズ 5 MB で起動し、データベース・ファイル example.db をロードします。

dbeng11 -cl 5m -n silver "c:\example.db"