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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » 接続パラメータとネットワーク・プロトコル・オプション » ネットワーク・プロトコル・オプション

 

ClientPort プロトコル・オプション [CPORT]

TCP/IP を使用してクライアント・アプリケーションが通信するポート番号を指定します。

使用法

TCP/IP (クライアント側のみ)

整数

デフォルト

ネットワークの実装によって、接続ごとに動的に割り当てられます。ファイアウォールの制限がない場合は、このパラメータを使用しないようおすすめします。

備考

このオプションは、ファイアウォールを介した接続のために提供されています。ファイアウォール・ソフトウェアは、TCP/UDP ポートに従ってフィルタします。ファイアウォールの理由によって必要な場合以外は、このパラメータを使用しないようおすすめします。

ClientPort オプションは、クライアント・アプリケーションが TCP/IP を使って通信するポート番号を指定します。単一のポート番号、または個々のポート番号の組み合わせやポート番号の範囲を指定できます。次に例を示します。

  • (cport=1234)

  • (cport=1234,1235,1239)

  • (cport=1234-1238)

  • (cport=1234-1237,1239,1242)

指定されたデータ・ソースや接続文字列を使用して複数の接続を確立する場合、ポート番号のリストや範囲を指定することをおすすめします。ポート番号を 1 つだけ指定すると、アプリケーションが維持できるのは、一度に 1 つの接続のみとなります。また、1 つの接続を閉じた後は、数分のタイムアウト時間が生じます。その間、指定されたポートを使って新しい接続は作成できません。ポート番号のリストや範囲を指定すると、アプリケーションは、いずれかのポート番号との接続が確立するまで、試行を続けます。

参照

次の接続文字列フラグメントは、ポート 6000 を使用するアプリケーションから、ポート 5000 を使用する my-server という名前のサーバへの接続を確立します。

CommLinks=tcpip(ClientPort=6000;ServerPort=5000);ServerName=my-server

次の接続文字列フラグメントは、ポート 5050 ~ 5060、5040、5070 を使用できるアプリケーションから、デフォルトのサーバ・ポートを使用する my-server という名前のサーバに通信する接続を確立します。

CommLinks=tcpip(ClientPort=5040,5050-5060,5070);
ServerName=my-server