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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » SQL Anywhere データベース接続 » 接続のトラブルシューティング

 

Broadcast Repeater ユーティリティを使用したデータベース・サーバの検出

Broadcast Repeater ユーティリティを使用すると、他のサブネット上で実行されている SQL Anywhere データベース・サーバや、ファイアウォールの外側にあって UDP ブロードキャストが通常は届かない SQL Anywhere データベース・サーバを、SQL Anywhere クライアントは HOST 接続パラメータや LDAP を使用することなく検索できます。

♦  Broadcast Repeater ユーティリティを使用するには、次の手順に従います。
  1. サブネット内の任意のコンピュータで DBNS (データベース・ネーム・サービス) プロセスを起動します。

  2. 別のサブネット内の任意のコンピュータで DBNS プロセスを起動し、最初のコンピュータのコンピュータ名または IP アドレスをパラメータとして渡します (address パラメータを使用します)。

    2 つの DBNS プロセスが TCP/IP 相互接続を確立します。

  3. いずれの DBNS プロセスもそれぞれのサブネット上でブロードキャストを受信します。各 DBNS プロセスが TCP/IP 接続上で他方の DBNS プロセスに要求を送信し、受信した DBNS プロセスはそのサブネット上で要求を再ブロードキャストし、さらに送信元の DBNS プロセスに応答を送信します。送信元の DBNS プロセスは、受信した応答を要求元のクライアントに送信します。

  4. いずれかのサブネット上の通常の SQL Anywhere ブロードキャストは、リモート・サブネット上のデータベース・サーバに到達し、クライアントは HOST パラメータを指定しなくてもリモート・サブネット上のデータベース・サーバに接続できます。

相互通信が可能な DBNS プロセスの数に制限はありません。各 DBNS プロセスが検出したすべての DBNS プロセスに接続し、複数の DBNS プロセスが DBNS プロセス・リストを共有します。たとえば、A と B の 2 つの DBNS プロセスを起動するとします。第 3 のサブネットで 3 番目の DBNS プロセス C を起動し、プロセス B のアドレスをプロセス C に渡すと、プロセス B がプロセス C にプロセス A の存在を通知し、プロセス C がプロセス A に接続します。

1 つのサブネットで複数の DBNS プロセスを実行することは不要であり、推奨できません。

参照