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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの保守 » バックアップとデータ・リカバリ » バックアップの内部処理

 

バックアップの概要

データベースが正常に停止された場合、データベース・ファイルにはデータベースにある全データの現行の完全なコピーが保持されています。しかし、データベースの稼働中は、データベース・ファイルは通常現行のものまたは完全なものではありません。

データベース・ファイルが全データの完全な現行のコピーを保持していることが保証されるのは、チェックポイントの完了直後だけです。チェックポイントの後は、データベース・キャッシュの全内容がディスク上にあります。

データベース・サーバは、次の場合にデータベースに対するチェックポイントを実行します。

  • データベースの停止操作の一環として

  • 最後にチェックポイントからの経過時間が、-gc サーバ・オプションの設定を超えたとき

  • リカバリ予想時間が、-gr サーバ・オプションの設定を超えたとき

  • データベース・サーバのアイドル状態が、ダーティ・ページをすべて書き込めるほどに長く続いているとき

  • 特定の DDL 文 (ALTER TABLE、DROP TABLE、DROP INDEX、LOAD TABLE、BACKUP など) が実行されたとき

  • 接続により CHECKPOINT 文が発行されたとき

  • データベース・サーバがトランザクション・ログなしで稼働している場合に、トランザクションがコミットされたとき

チェックポイント間にコミットされたすべてのトランザクションの完全なコピーを維持するには、データベース・ファイルとトランザクション・ログの両方が必要です。

参照