ライブ・バックアップを使用すると、トランザクション・ログの冗長コピーを作成できます。作成したコピーは、データベース・サーバを実行している第 1 システムが使用できなくなった場合に、第 2 システムの再起動に使用されます。ライブ・バックアップは継続的に実行され、サーバが停止した場合にのみ中止されます。システム障害が発生した場合は、バックアップされたトランザクション・ログを使って、システムをすばやく再起動できます。しかし、サーバが処理するロード量によってライブ・バックアップが遅れ、コミットされたすべてのトランザクションがバックアップされないことがあります。
dbbackup ユーティリティはセカンダリ・コンピュータから実行してください。プライマリ・コンピュータを使用できなくなった場合、セカンダリ・コンピュータを使用してデータベースを再起動できます。データベース・ファイルとトランザクション・ログは、再起動するのに必要な情報を保持しています。
dbbackup ユーティリティに -l オプションを指定すると、トランザクション・ログのライブ・バックアップを実行できます。
オンライン・コンピュータで障害が発生したときにデータベースを実行できるセカンダリ・コンピュータを設定します。SQL Anywhere がセカンダリ・コンピュータ上にインストールされていることを確認します。
定期的に、セカンダリ・コンピュータにフル・バックアップを実行します。
次に例を示します。
dbbackup -c "UID=DBA;PWD=sql;ENG=testsrv;DBN=test;LINKS=tcpip" c:\backup |
セカンダリ・コンピュータにトランザクション・ログのライブ・バックアップを実行します。
dbbackup -l path\filename.log -c "connection-string" |
dbbackup ユーティリティをセカンダリ・コンピュータで定期的に実行してください。
プライマリ・コンピュータを使用できなくなった場合、セカンダリ・コンピュータを使用してデータベースを再起動できます。データベース・ファイルとトランザクション・ログは、再起動するのに必要な情報を保持しています。
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