Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの管理 » SQL Anywhere グラフィカル管理ツール » Interactive SQL の使用

 

クエリ・エディタの使用

クエリ・エディタは、SELECT 文の構築を支援する Interactive SQL のツールです。クエリ・エディタで SQL クエリを作成したり、それらの SQL クエリをインポートして編集したりできます。クエリが完成したら、[OK] をクリックし、クエリを Sybase Central または Interactive SQL にエクスポートして処理します。

♦  クエリ・エディタを使用してクエリを作成するには、次の手順に従います。
  1. Interactive SQL からデータベースに接続します。

  2. クエリ・エディタを開きます。

    [ツール] - [クエリの編集] を選択します。

    SQL コードを Interactive SQL で選択していた場合は、選択したコードがクエリ・エディタに自動的にインポートされます。

  3. クエリを作成します。

  4. [OK] をクリックして、そのクエリを Interactive SQL の [SQL 文] ウィンドウ枠に書き込みます。

クエリ・エディタには SQL クエリのコンポーネントを設定するための一連のタブがありますが、そのほとんどはオプションです。タブは SQL クエリが通常構築される順序で表示されています。

[Tab] 説明
[テーブル] タブ クエリでテーブルを指定するには、このタブを使用します。
[ジョイン] タブ テーブルのデータを結合するためのジョイン方式を指定するには、このタブを使用します。クエリに複数のテーブルを含める場合は、それらのテーブルのデータを結合するためのジョイン方式を指定してください。[テーブル] タブに追加したテーブルにジョイン方式を指定しない場合、クエリ・エディタから 1 つの方式が提案されます。テーブルの間に外部キー関係がある場合は、その関係に基づくジョイン条件が生成されます。それ以外の場合は直積が提案されます。クエリを開くとき、クエリ・エディタはユーザが指定したジョイン方式をそのまま受け入れます (SQL Anywhere の場合とは異なり、指定のない JOIN が、デフォルトで KEY JOIN になることはありません)。
[カラム] タブ 結果セットのカラムを指定するには、このタブを使用します。カラムを指定しないと、すべてのカラムが表示されます。
[INTO] タブ 結果を変数に割り当てるには、このタブを使用します。
[WHERE] タブ 結果セットのローを制限する条件を指定するには、このタブを使用します。
[GROUP BY] タブ 結果セットのローをグループ化するには、このタブを使用します。
[HAVING] タブ グループの値に基づいて結果セットのローを制限するには、このタブを使用します。
[ORDER BY] タブ ローをソートするには、このタブを使用します。

クエリ・エディタには、次のツールもあります。

ウィンドウ 説明
式エディタ 探索条件の構築や、計算カラムの定義には、式エディタを使用します。
派生テーブル メインのクエリ・エディタとほとんど同じこのウィンドウを使用して、派生テーブルまたはサブクエリを作成します。

クエリ・エディタの各コンポーネントには、コンテキスト別のオンライン・ヘルプがあります。これには、タブの使用方法の説明や、関連する概念や使用方法を示す SQL Anywhere マニュアルへのリンクが含まれています。

クエリ・エディタでは、クエリを作成するために SQL コードを使用する必要はありません。ただし、次のように、クエリ・エディタで SQL を使用する場合もあります。

  • Interactive SQL の [SQL 文] ウィンドウ枠でクエリを作成して、コードを強調表示してからクエリ・エディタを開くと、クエリ・エディタにクエリをインポートできます。

  • クエリ・エディタを使用しているときはいつでも、ウィンドウの下部の [SQL] をクリックすると、構築しているクエリの SQL コードを確認できます。ここでコードを直接編集でき、クエリ・エディタのフィールドが自動的に更新されます。

    Interactive SQL または Sybase Central でクエリ・エディタを設定して、SQL が完全なフォーマットで作成される (すべてのテーブルとカラムの名前が完全に修飾され、名前が引用符で囲まれる) ように指定できます。このような特別なフォーマットは通常は必要ありませんが、これによってあらゆる状況において SQL の動作が保証されます。起動時にテーブルのリストを取得することもできます。

    ♦  クエリ・エディタを設定するには、次の手順に従います。
    • [ツール] - [オプション] - [SQL Anywhere] を選択し、[クエリ・エディタ] タブをクリックします。

クエリ・エディタの制限事項

クエリ・エディタは、SQL Anywhere の SELECT 文を構築します。ビューを作成するようには設計されていませんが、Interactive SQL でビューを作成してからクエリ・エディタで参照することはできます。また、SELECT 文以外の、UPDATE 文などの SQL 文の作成にも対応していません。作成されるのは単独の SELECT 文であり、複数の SELECT 文の UNION 演算や INTERSECT 演算は構築されません。さらに、クエリ・エディタでは Transact-SQL 構文はサポートされません。

参照