SADatabase エージェントは、SQL Anywhere データベースによるクラスタ内の別のノードへのフェールオーバを制御します。
クラスタの各ノードで実行されている SQL Anywhere データベース・サーバをすべてシャットダウンします。
クラスタ内のいずれか 1 つのノードに %VCS_HOME%\bin\SADatabase というディレクトリを作成します。
次のファイルを install-dir\SADatabase ディレクトリから手順 2 で作成した %VCS_HOME%\bin\SADatabase ディレクトリにコピーします。
ファイル %VCS_HOME%\bin\VCSdefault.dll を %VCS_HOME%\bin\SADatabase ディレクトリにコピーし、名前を SADatabase.dll に変更します。
ファイル install-dir\SADatabase\SADatabaseTypes.cf を %VCS_HOME%\conf\config ディレクトリにコピーします。
クラスタに属するその他すべてのシステムについて、手順 1 ~ 5 を繰り返します。
Veritas Cluster Server Manager を起動し、ユーザ名とパスワードを入力してクラスタに接続します。
次の手順で SADatabase エージェントを追加します。
[File] - [Import Types] を選択します。
%VCS_HOME%\conf\config\ に移動して、[Import] をクリックします。
次の手順で、SADatabase をリソースとしてサービス・グループに追加します。
[Edit] - [Add] - [Resource] を選択します。
[Resource Type] リストから SADatabase を選択します。
Windows では、[Resource Type] リストに SADatabase が表示されない場合、SADatabase.xml ファイルを %VCS_ROOT%\cluster manager\attrpool\Win2K\400 に追加して、クラスタ・サービスを再起動する必要があります。
[Resource Name] フィールドに名前を入力します。
以下の各属性について、[Edit] 列のボタンをクリックして、次のように属性値を追加します。
DatabaseFile データベース・ファイルのロケーション。たとえば、E:\demo.db。
DatabaseName データベースの名前。
ServerName データベース・サーバの名前。クラスタ内の各システムには異なるサーバ名を指定できます。属性のスコープは、Global ではなく、Per System にします。
UtilDBpwd クラスタ内のすべてのシステムで使用されるユーティリティ・データベースのパスワード。
[Enabled] を選択します。
これにより、リソースの使用準備が整ったことを示します。
[OK] をクリックします。
リソースの依存性が適切に設定されていることを確認します。共有ディスク・リソースや IP アドレス・リソースなど、SADatabase を起動するために起動/グループ化しておく必要があるリソースが他にも存在します。
サービス・グループを右クリックして、[Online] - [node-name] を選択します。node-name は、リソースの実行に使用する、クラスタ内のコンピュータの名前です。
これで、サービス・グループがオンラインになります。
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