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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの保守 » SQL Anywhere の高可用性 » データベース・ミラーリングの設定

 

プライマリ・サーバ障害からのリカバリ

プライマリ・サーバ障害からのリカバリ手順は、データベース・ミラーリング・システムで使用している同期実行モードによって異なります。

同期モードで実行している場合は、プライマリ・サーバに存在するすべてのトランザクションがミラー・サーバでもコミットされていることが保証されます。ミラー・サーバは、ユーザによる介入なしに、新しいプライマリ・サーバになることができます。

非同期モードおよび非同期フルページ・モードでは、プライマリ・サーバに適用されたコミット済みトランザクションがミラー・サーバにすべて適用されているとは限らないので、プライマリ・サーバからミラー・サーバへのフェールオーバは自動ではありません。このため、自動フェールオーバの実行が指定されていないかぎり、非同期のどちらかのモードを使用する場合は、ミラー・サーバはデフォルトで、プライマリに障害が発生してもデータベースの所有権を取得できません。障害が発生したサーバは、再起動後にトランザクションが失われたかどうかを確認します。トランザクションが失われていた場合、データベース・サーバ・メッセージ・ログにメッセージを書き込んで、データベースをシャットダウンします。

元のミラー・サーバを新しいプライマリ・サーバとして起動する場合、両方のサーバ上のデータベース・ファイルを同じ状態にする方法が 2 つあります。

  • データベースとトランザクション・ログ・ファイルを元のプライマリ・サーバからミラー・サーバにコピーし、ミラー・サーバを新しいプライマリ・サーバとして起動します。ALTER DATABASE 文を使用すると、サーバを強制的にプライマリ・サーバにできます。ALTER DATABASE 文を参照してください。

  • 元のミラー・サーバで、dbbackup を使用してバックアップを実行します。元のプライマリ・サーバにファイルをコピーし、データベース・サーバを起動します。