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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » レプリケーション » Replication Server を使用したデータのレプリケート » LTM の使用

 

非同期プロシージャ

プライマリ・サイト・データベースでデータを更新するためにレプリケート・サイトで呼び出されるプロシージャが「非同期プロシージャ」です。このプロシージャはレプリケート・サイトではアクションを実行しませんが、このプロシージャに対する呼び出しがプライマリ・サイトへレプリケートされ、そこで同じ名前のプロシージャが実行されます。これを「非同期プロシージャ・コール」 (APC) と呼びます。それから、APC が加えた変更が、プライマリ・データベースからレプリケート・データベースに通常の方法でレプリケートされます。

APC については、Replication Server のマニュアルを参照してください。

APC_user と APC サポート

SQL Anywhere の APC に対するサポートは、Adaptive Server Enterprise でのサポートとは異なります。Adaptive Server Enterprise では、それぞれの APC が、レプリケート・サイトでプロシージャを呼び出したユーザのユーザ ID とパスワードを使用して実行されます。一方、SQL Anywhere では、パスワードをトランザクション・ログに格納しないので、プライマリ・サイトでは使用できません。この違いを回避するために、単一のユーザ ID とそのパスワードを LTM 設定ファイルに入力し、プライマリ・サイトでこのユーザ ID (APC_user) を使用してプロシージャを実行します。したがって、APC_user は、呼び出される可能性があるそれぞれの APC に対する適切なパーミッションを、プライマリ・サイトで付与されていなければなりません。