Replication Server は、テーブルがレプリケートされた各ローカル・データベースに対して、特殊なデータ・サーバ、「メンテナンス・ユーザ」ログイン名を使用します。これによって、Replication Server はデータベース内のレプリケートされたテーブルを維持、更新できます。
設定スクリプトは、名前が dbmaint でパスワードが dbmaint のメンテナンス・ユーザを作成します。メンテナンス・ユーザには、SQL Anywhere データベースの DBA 権限があるので、データベースを完全に制御できます。セキュリティのため、メンテナンス・ユーザの ID とパスワードを変更してください。
テキスト・エディタで rssetup.sql 設定スクリプトを開きます。このスクリプトは、SQL Anywhere のインストール・ディレクトリの scripts サブディレクトリにあります。
dbmaint ユーザ ID のすべてのオカレンスを、新しいメンテナンス・ユーザ ID に変更します。
dbmaint パスワードを新しいメンテナンス・ユーザ・パスワードに変更します。そのパスワードは、設定スクリプト・ファイル上部の次の場所に表示されます。
GRANT CONNECT TO dbmaint IDENTIFIED BY dbmaint; |
Replication Server は、データベースに接続してレプリケーション内のデータの最初のコピーを表示するときに、Replication Server システム管理者アカウントを使用して実行します。
Replication Server システム管理者のユーザ ID とパスワードと、SQL Anywhere データベースにあるユーザ ID とパスワードが一致する必要があります。SQL Anywhere では NULL パスワードは使用できません。
この設定スクリプトは、Replication Server 管理者のユーザ ID が sa で、パスワードが sysadmin であることを前提としています。これを変更して、実際の名前とパスワードに一致させてください。
テキスト・エディタで rssetup.sql 設定スクリプトを開きます。
ユーザ ID sa が記述されているすべての部分を、Replication Server システム管理者のユーザ ID と一致するように変更します。
sa ユーザのパスワードを変更して、Replication Server システム管理者のパスワードと一致させます。
パスワードには、sysadmin という初期設定値があります。
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