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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » レプリケーション » Replication Server を使用したデータのレプリケート » Replication Server のデータベースの設定 » Replication Server のデータベースの設定

 

設定スクリプトを実行する準備

Replication Server は、テーブルがレプリケートされた各ローカル・データベースに対して、特殊なデータ・サーバ、「メンテナンス・ユーザ」ログイン名を使用します。これによって、Replication Server はデータベース内のレプリケートされたテーブルを維持、更新できます。

メンテナンス・ユーザ

設定スクリプトは、名前が dbmaint でパスワードが dbmaint のメンテナンス・ユーザを作成します。メンテナンス・ユーザには、SQL Anywhere データベースの DBA 権限があるので、データベースを完全に制御できます。セキュリティのため、メンテナンス・ユーザの ID とパスワードを変更してください。

♦  メンテナンス・ユーザの ID とパスワードを変更するには、次の手順に従います。
  1. テキスト・エディタで rssetup.sql 設定スクリプトを開きます。このスクリプトは、SQL Anywhere のインストール・ディレクトリの scripts サブディレクトリにあります。

  2. dbmaint ユーザ ID のすべてのオカレンスを、新しいメンテナンス・ユーザ ID に変更します。

  3. dbmaint パスワードを新しいメンテナンス・ユーザ・パスワードに変更します。そのパスワードは、設定スクリプト・ファイル上部の次の場所に表示されます。

    GRANT CONNECT TO dbmaint
    IDENTIFIED BY dbmaint;
メンテナンス・ユーザ ID

Replication Server は、データベースに接続してレプリケーション内のデータの最初のコピーを表示するときに、Replication Server システム管理者アカウントを使用して実行します。

Replication Server システム管理者のユーザ ID とパスワードと、SQL Anywhere データベースにあるユーザ ID とパスワードが一致する必要があります。SQL Anywhere では NULL パスワードは使用できません。

この設定スクリプトは、Replication Server 管理者のユーザ ID が sa で、パスワードが sysadmin であることを前提としています。これを変更して、実際の名前とパスワードに一致させてください。

♦  システム管理者のユーザ ID とパスワードを変更するには、次の手順に従います。
  1. テキスト・エディタで rssetup.sql 設定スクリプトを開きます。

  2. ユーザ ID sa が記述されているすべての部分を、Replication Server システム管理者のユーザ ID と一致するように変更します。

  3. sa ユーザのパスワードを変更して、Replication Server システム管理者のパスワードと一致させます。

    パスワードには、sysadmin という初期設定値があります。