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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » レプリケーション » Replication Server を使用したデータのレプリケート » LTM の使用 » LTM の設定

 

バッチによるトランザクションのレプリケーション

トランザクションのバッファリングによる影響

LTM は、Replication Server に対するレプリケーション・コマンドのバッファリングを可能にします。レプリケーション・コマンドをバッファし、それをバッチにして送信すると、送信されるメッセージの数が少なくなります。特に、大きなボリュームのインストールでは、総スループットが著しく増加することがあります。

バッチ・モードの機能

デフォルトで、LTM はトランザクションをバッファします。次の場合は、バッファがフラッシュします (トランザクションが Replication Server に送信されます)。

  • 最大コマンド数に到達   batch_ltl_sz パラメータは、フラッシュする前にバッファに保存される最大 LTL (ログ転送言語) コマンド数を設定します。デフォルト設定値は 200 です。

  • 最大使用メモリ量に到達   batch_ltl_mem パラメータは、フラッシュする前にバッファが占有できる最大メモリ量を設定します。デフォルト設定は 256 KB です。

  • トランザクション・ログ処理の完了   トランザクション・ログ内に処理するエントリがなくなると (つまり、LTM が、コミットされたすべてのトランザクションを処理した場合)、バッファはフラッシュします。

バッファリングの停止

batch_ltl_cmds パラメータを off に設定することによって、トランザクションのバッファリングを停止できます。

batch_ltl_cmds=off