Unicode 照合アルゴリズム (UCA) は、Unicode 文字セット全体のソートに使用するアルゴリズムです。これにより、言語的に正しい比較、ソート、大文字小文字変換が実現されます。UCA は Unicode 規格の一部として開発されました。SQL Anywhere では、IBM が開発および保守している International Components for Unicode (ICU) オープン・ソース・ライブラリを使用して UCA を実装しています。
Windows Mobile では、NCHAR 照合または CHAR 照合として UCA を使用している場合は、ICU が必要です。また、CHAR 文字セットがオペレーティング・システムの文字セットと一致しない場合も、Windows Mobile で ICU が必要です。
デフォルトでは、ICU ライブラリは Windows Mobile にインストールされません。これは、このライブラリをインストールすると、Windows Mobile に SQL Anywhere をインストールするときのサイズが約 1.7 MB 大きくなるからです。ただし、ICU ライブラリが必要な場合は SQL Anywhere インストールを変更できます。
ICU ライブラリをインストールしていない場合は、Windows Mobile の文字セットと一致する文字セットを使う照合を選択するか、データベースを作成するときに CHAR 照合として UTF8BIN 照合を選択することが必要です。また、データベースを作成するときに NCHAR 照合として UTF8BIN を選択することも必要になります。
デスクトップにデータベースを作成して Windows Mobile デバイスに配備するときは、Windows Mobile デバイスに ICU ライブラリがインストールされている場合のみ UCA 照合を使用できます。ICU ライブラリがインストールされていない場合、UCA を使うデータベースを Windows Mobile で利用することはできません。
ICU の詳細については、Unicode 照合アルゴリズム (UCA)と文字セット変換を参照してください。
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