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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの管理 » データベース管理ユーティリティ

 

dbisqlc ユーティリティ (旧式)

dbisqlc ユーティリティは、データベースに対して SQL 文を実行します。このユーティリティは、Interactive SQL ユーティリティ (dbisql) に似ていますが、Java で実装されていません。リソースが限られているコンピュータに配備する場合、この点が重要になる場合があります。

注意

dbisqlc は推奨されませんが、現時点で削除する予定はありません。SQL スクリプトを実行する場合の下位互換性のために、また配備用の軽量のツールとして残されています。dbisqlc では、Interactive SQL でサポートされている機能の一部がサポートされておらず、またデータベース・サーバの現在のバージョンで使用可能な機能の一部がサポートされていない可能性があります。Interactive SQL ユーティリティを使用することをおすすめします。Interactive SQL にアクセスするには、dbisql コマンドを使用するか、[スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [Interactive SQL] を選択します。Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)を参照してください。

構文
dbisqlc [ options ] [ dbisqlc-command | command-file ]
オプション 説明
-c "keyword=value; ..."

接続パラメータを指定します。Interactive SQL が接続できない場合は、接続パラメータを入力するウィンドウが表示されます。接続パラメータを参照してください。

-d delimiter

コマンド・デリミタを指定します。デリミタを囲む引用符は省略可能ですが、コマンド・シェル自体がデリミタを特別な方法で解釈するときは必ず指定します。

指定したコマンド・デリミタは、現在の dbisqlc セッションのすべての接続で使用できます。

-q

出力メッセージを表示しません。これは、コマンドまたはコマンド・ファイルを使って Interactive SQL を起動する場合のみ有用です。このオプションを指定した場合、エラー・メッセージは表示されますが、次の情報は表示されません。

  • 警告およびその他の致命的でないメッセージ

  • 結果セットの出力

-x

コマンドをスキャンしますが、実行しません。長いコマンド・ファイルの構文エラーをチェックする場合に有用です。

備考

dbisqlc ユーティリティを使用すると、SQL コマンドを入力したり、Interactive SQL コマンド・ファイルを実行したりすることができます。SQL 文と Interactive SQL コマンドの詳細については、SQL 言語の要素を参照してください。

dbisqlc-command を指定すると、dbisqlc がそのコマンドを実行します。コマンド・ファイル名も指定できます。dbisqlc-command または command-file 引数を指定しなかった場合、dbisqlc は対話型モードになります。このモードでは、コマンドをコマンド・ウィンドウに入力できます。

dbisqlc ユーティリティは、Microsoft Windows、Mac OS X、UNIX でサポートされています。

参照

次のコマンドを入力すると、ユーザ ID DBA とパスワード sql で、現在のデフォルト・サーバに対してコマンド・ファイル mycom.sql が実行されます。コマンド・ファイルにエラーがあった場合は、処理は停止します。

dbisqlc -c "UID=DBA;PWD=sql" mycom.sql

次のコマンドを入力すると、現在のデフォルト・データベースにユーザが追加されます。

dbisqlc -c "UID=DBA;PWD=sql" CREATE USER joe IDENTIFIED BY passwd