TCP/IP ネットワーク上のデータベース・サーバを検索します。
dblocate [ options ] [ server-name ]
オプション | 説明 | ||
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@data |
指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み込みます。設定ファイルの使用を参照してください。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化できます。ファイル難読化ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
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-d |
検出したサーバごとに、サーバ名とアドレスをリストし、その後に各サーバで実行されているデータベースをカンマで区切ってリストします。リストが 160 文字を超える場合は、トランケートされ、末尾に省略記号 (...) が表示されます。 SQL Anywhere 9.0.2 以前のデータベース・サーバで実行されているデータベースや、起動時に -dh データベース・オプションが指定されたデータベースは、リストされません。-dh データベース・オプションを参照してください。 |
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-dn database-name |
指定された名前のデータベースを実行しているサーバのサーバ名とアドレスをリストします。リストが 160 文字を超える場合は、トランケートされ、末尾に省略記号 (...) が表示されます。 SQL Anywhere 9.0.2 以前のデータベース・サーバで実行されているデータベースや、起動時に -dh データベース・オプションが指定されたデータベースは、リストされません。-dh データベース・オプションを参照してください。 |
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-dv |
検出したサーバごとに、サーバ名とアドレスを表示し、さらに各サーバで実行されているデータベースを別の行にリストします。このリストはトランケートされないため、このオプションを使用すると、-d オプションではトランケートされた部分を確認することができます。 SQL Anywhere 9.0.2 以前のデータベース・サーバで実行されているデータベースや、起動時に -dh データベース・オプションが指定されたデータベースは、リストされません。-dh データベース・オプションを参照してください。 |
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-n | コンピュータ名ではなく IP アドレスを出力にリストします。コンピュータ名の検索処理は低速であるため、パフォーマンスの向上につながることがあります。 | ||
-o filename | 指定したファイルに、出力メッセージを書き込みます。 | ||
-p port-number | 指定された TCP/IP ポート番号を使用しているサーバについてのみ、サーバ名とアドレスを表示します。指定する TCP/IP ポート番号は 1 ~ 65535 の範囲内にあることが必要です。 | ||
-q | クワイエット・モードで実行します (メッセージを表示しません)。 | ||
-s name | 指定された名前のサーバについてのみ、サーバ名とアドレスを表示します。このオプションを使用する場合、-ss オプションは使用できません (両方のオプションを使用すると、サーバがまったく検出されない可能性があります)。 | ||
-ss substr | 指定された部分文字列が名前に含まれるサーバについてのみ、サーバ名とアドレスを表示します。このオプションを使用する場合、-s オプションは使用できません (両方のオプションを使用すると、サーバがまったく検出されない可能性があります)。 | ||
-v |
完全なサーバ名を表示します。デフォルトでは、dblocate の出力において、40 バイトを超えるデータベース・サーバ名はトランケートされます。 dblocate を含め、バージョン 9.0.2 以前のクライアントは、名前が 40 バイトを超えるバージョン 10.0.0 以降のデータベース・サーバに接続できません。 |
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server-name |
指定された IP アドレスまたはホスト名を持つコンピュータで実行されているデータベース・サーバのみをリストします。たとえば、次のコマンドは、コンピュータ jfrancis 上のサーバを検索します。
-n を指定するかどうかにかかわらず、ホスト名や IP アドレスはどのような形式でもかまいません。たとえば、IP アドレスが 1.2.3.4 であるコンピュータ myhost.mycompany.com で実行されているサーバがあるとします。このコンピュータ上で実行されているサーバだけを、mycompany.com
ドメインのコンピュータからリストする場合は、 |
サーバ列挙ユーティリティ (dblocate) は、直接接続されているネットワークを介して TCP/IP 上で実行されている SQL Anywhere データベース・サーバを検索し、データベース・サーバとそのアドレスのリストを出力します。このリストには代替サーバ名も含まれています。-sn オプションを参照してください。
ネットワークによっては、dblocate が結果を出力するまでに数秒かかることがあります。
Mac OS X で 2638 以外の TCP/IP ポートを使用しているデータベース・サーバは、-p オプションでその TCP/IP ポートを指定しても、dblocate では検出されません。ServerPort プロトコル・オプション [PORT]を参照してください。
終了コードは、0 (成功) または 0 以外の値 (失敗) です。ソフトウェア・コンポーネントの終了コードを参照してください。
データベース・サーバは、サーバ自体を LDAP サーバとして登録でき、企業内のすべてのサーバを追跡することができます。これにより、クライアントと dblocate は、サーバが WAN または LAN にあるかどうかにかかわらず、IP アドレスを指定せずにファイアウォールを介してサーバを検索できます。LDAP は TCP/IP とともに使用し、ネットワーク・サーバ上でのみ使用されます。LDAP サーバを使用した接続を参照してください。
同じサーバ名が複数回検索された場合、dblocate は -n オプションが指定されていなくても、各ホストの IP アドレスを表示します。同じサーバ名が見つかるのは、複数の IP アドレスを持つコンピュータ (たとえば、コンピュータに複数のネットワーク・カードがある) でサーバを実行している場合、またはネットワーク・サーバをリモート・コンピュータで実行し、同じ名前を持つパーソナル・サーバをローカル・コンピュータで実行している場合です。
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