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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの設定 » データベース・オプション » データベース・オプションの概要 » アルファベット順のオプション・リスト

 

temp_space_limit_check オプション [データベース]

接続によって使用されるテンポラリ・ファイル領域のサイズを確認し、要求された領域サイズが接続に許容されるサイズよりも大きい場合は要求は失敗になります。

指定可能な値

On、Off

デフォルト

On

スコープ

PUBLIC グループのみに設定できます。DBA 権限が必要です。

備考

temp_space_limit_check オプションを On に設定すると、接続がそのクォータを超えるテンポラリ・ファイル領域を要求した場合、その要求は失敗し、エラー SQLSTATE_TEMP_SPACE_LIMIT が返されます。このオプションを Off (デフォルト) に設定すると、データベース・サーバは接続が使用するテンポラリ・ファイル領域のサイズをチェックしません。接続がそのクォータを超えるテンポラリ領域を要求した場合、このオプションが Off に設定されていると、致命的なエラーが発生することがあります。

次の 2 つのしきい値のうち小さい方が、接続のテンポラリ・ファイル領域のクォータになります。

  1. max_temp_space オプションで指定された各接続に許可されるテンポラリ・ファイル領域の最大サイズ

  2. テンポラリ・ファイルのサイズを接続数で除算した見込みの最大サイズ

しきい値は、テンポラリ・ファイルのサイズが最大サイズの 80% に達した場合にのみ使用されます。これは、オペレーティング・システムによって報告される、デバイス上に残っている空き領域のサイズに基づいて判断されます。接続要求によって、クォータが許可するサイズよりも大きいテンポラリ・ファイル領域が要求された場合、接続の現在の要求は SQLSTATE 54W05 (TEMP_SPACE_LIMIT) で失敗します。

接続が使用するテンポラリ・ファイル領域の最大サイズは、max_temp_space オプションで指定できます。

参照