データベース・サーバへの Kerberos 認証接続を有効にします。
{ dbsrv11 | dbeng11 } -krb ...
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このオプションは、データベース・サーバに対する Kerberos 認証を有効にします。データベース・サーバが Kerberos を使用してクライアントを認証するためには、-krb、-kl、-kr のうち 1 つ以上を指定する必要があります。
Kerberos 認証を使用するためには、クライアント・コンピュータとデータベース・サーバ・コンピュータの両方に Kerberos クライアントがインストールされ、設定が完了している必要があります。さらに、Kerberos KDC にプリンシパル server-name@REALM があり、プリンシパル server-name@REALM のキータブがデータベース・サーバ・コンピュータ上の keytab ファイルに抽出されていることも必要です。この準備が完了していない場合、-krb オプションを指定すると、データベース・サーバは起動しません。
データベース・サーバ名には、/、\、@ を使用できません。また、Kerberos ではマルチバイト文字を使用したデータベース・サーバ名は使用できません。
Kerberos ログインを許可するためには login_mode データベース・オプションを設定する必要があります。また、GRANT KERBEROS LOGIN 文を使用して、Kerberos クライアント・プリンシパルをデータベース・ユーザ ID にマッピングすることも必要です。
次のコマンドは、データベース・サーバの Kerberos プリンシパル my_server_princ@MYREALM に対し、データベース・サーバ my_server_princ を起動します。
dbsrv11 -krb -n my_server_princ C:\kerberos.db |
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