バックグラウンドでデータベース・サーバを起動します。
dbspawn [ options ] server-command
オプション | 説明 | ||||
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@data |
指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み込みます。指定された環境変数と設定ファイルが両方とも存在する場合は、環境変数が使用されます。サーバ・バックグラウンド起動ユーティリティ (dbspawn) では、@data オプションで指定された設定ファイルの内容は展開されません。設定ファイルの使用を参照してください。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化できます。ファイル難読化ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
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-f |
デフォルトのデータベース・サーバがすでに存在する場合でも、dbspawn を使用してデータベース・サーバを起動します。データベース・サーバが実行されている場合でも、それがデフォルトのデータベース・サーバでないときは、dbspawn は別のサーバを起動します。 dbspawn が起動しようとしたデータベース・サーバと同じ名前のデータベース・サーバがすでに実行されている場合、dbspawn は新たなサーバを起動しないで成功を示す終了コードを返します。 |
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-p |
データベース・サーバ・プロセスのオペレーティング・システム・プロセス ID を指定します。次に例を示します。
次の形式のメッセージをコマンド・プロンプトにレポートします。
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-q | クワイエット・モードで実行します (メッセージは表示されません)。 | ||||
server-command |
データベース・サーバを起動するためのコマンド・ラインを指定します。SQL Anywhere データベース・サーバを参照してください。 |
dbspawn ユーティリティは、サーバをバックグラウンドで起動するために用意されています。dbspawn は、バックグラウンドでサーバを起動し、終了コード 0 (成功) または 0 以外の値 (失敗) を返します。同じコンピュータですでにデータベース・サーバが実行されている場合、dbspawn は新たなサーバを起動せず、失敗をレポートします。すでに実行されているデータベース・サーバがない場合は、データベース・サーバの初期化が完了し、要求を受信できる状態になるまで、dbspawn は終了しません。
終了コードの詳細については、ソフトウェア・コンポーネントの終了コードを参照してください。
dbspawn ユーティリティは、バッチ・ファイルからサーバを起動するのに役立ちます。特に、バッチ・ファイルの後続コマンドが要求を受け入れるサーバを必要とする場合に便利です。
指定するパスに 1 つ以上のスペースが含まれている場合は、パス全体を二重引用符で囲む必要があります。次に例を示します。
dbspawn dbeng11 "c:\my databases\mysalesdata.db" |
指定したパスにスペースがない場合、引用符は必要ありません。
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