SQL Anywhere データベース・サーバまたは Mobile Link サーバに、ソフトウェア・ライセンスを適用します。
dblic [ options ] license-file "user-name" "company-name"
オプション | 説明 |
---|---|
@data |
指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み込みます。設定ファイルの使用を参照してください。 設定ファイル内のパスワードなどの情報を保護する場合は、ファイル難読化ユーティリティを使用して、設定ファイルの内容を難読化できます。ファイル難読化ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
-l type |
ソフトウェアのライセンス契約に記述されているライセンス・モデルと一致するライセンス・タイプを指定します。サポートされるライセンス・タイプは次のとおりです。
|
-o filename | 指定したファイルに、出力メッセージを書き込みます。 |
-q | クワイエット・モードで実行します (メッセージを表示しません)。 |
-u license-number | ライセンスされるユーザまたはプロセッサの総数を指定します。ライセンスを追加する場合でも、追加ライセンスの数ではなく、総数を指定します。 |
license-file |
ライセンスされているパーソナル・データベース・サーバ、ネットワーク・データベース・サーバ、または Mobile Link サーバのサーバ実行プログラムまたはライセンス・ファイルのパスと名前を指定します。 ライセンス・ファイル名だけを入力することで、サーバ実行プログラムの現在のライセンス情報を表示できます。 |
user-name | ライセンスのユーザ名を指定します。この名前は、起動時にデータベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウに表示されます。名前にスペースが含まれている場合、二重引用符で囲んでください。 |
company-name | ライセンスの会社名を指定します。この名前は、起動時にデータベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウに表示されます。名前にスペースが含まれている場合、二重引用符で囲んでください。 |
サーバ・ライセンス取得ユーティリティでは、SQL Anywhere データベース・サーバまたは Mobile Link サーバにライセンス・ユーザまたはライセンス・プロセッサを追加できます。このユーティリティは、ライセンス契約に基づいて、許可されたライセンス・ユーザ数またはライセンス・プロセッサ数の範囲内で使用してください。このコマンドの実行によって、ライセンスが付与されることはありません。データベース・サーバで使用できる CPU 数には、SQL Anywhere のエディションまたは -gt サーバ・オプションも影響する場合があります。次の項を参照してください。
このユーティリティでは、パーソナル・データベース・サーバ、ネットワーク・データベース・サーバ、または Mobile Link サーバによって起動時に表示されるユーザ名や会社名を変更することもできます。
また、ライセンス・ファイル名だけを入力することで、パーソナル・データベース・サーバやネットワーク・データベース・サーバを起動しないで、現在のライセンス情報を表示することも可能です。
ライセンス情報は、サーバの実行プログラムと同じディレクトリにある .lic ファイルに格納されます。サーバは、実行中の実行プログラムと同じベース・ファイル名を持つ .lic ファイルを探します。たとえば、データベース・サーバの実行プログラムが myserver.exe という名前の場合、サーバは myserver.lic という名前のライセンス・ファイルを探します。デフォルトでは、次の名前が使用されます。
実行プログラム | ライセンス・ファイル名 |
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SQL Anywhere パーソナル・データベース・サーバ (dbeng11) | dbeng11.lic |
SQL Anywhere ネットワーク・データベース・サーバ (dbsrv11) | dbsrv11.lic |
Mobile Link サーバ (mlsrv11) | mlsrv11.lic |
サーバを起動するときに、対応する .lic ファイルが使用できない場合は、サーバは起動されません。ライセンス・ファイルは、SQL Anywhere インストール・プログラムによって作成されます。dblic ユーティリティは、既存のライセンスを修正するだけで、新しいライセンス・ファイルを作成することはありません。
終了コードは、0 (成功) または 0 以外の値 (失敗) です。ソフトウェア・コンポーネントの終了コードを参照してください。
UNIX では、データベース・サーバの実行プログラムはデフォルトで書き込みができないので、サーバ・ライセンス取得 (dblic) ユーティリティを使用すると失敗します。実行プログラムは、サーバ・ライセンス取得ユーティリティを使用する前に (chmod +w
を使用するなどして) 書き込み可能にしてください。
SQL Anywhere ライセンス取得の詳細については、 http://www.sybase.com/detail?id=1056242 を参照してください。
次のコマンドをデータベース・サーバの実行プログラムと同じディレクトリで実行すると、ユーザ名 Sys Admin、会社名 My Co という設定で、50 ユーザのライセンスが、Microsoft Windows ネットワーク・データベース・サーバに適用されます。コマンドは、1 行に入力してください。
dblic -l perseat -u 50 dbsrv11.lic "Sys Admin" "My Co" |
ライセンスの適用が成功すると、画面に次のメッセージが表示されます。
ライセンスされるノード : 50 ユーザ : Sys Admin 会社名 : My Co |
次のコマンドは、データベース・サーバのライセンスについての情報を返します。
dblic dbsrv11.lic |
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