通常、この DLL または共有ライブラリのロケーションは、ユーザには見えません。
ODBC では、インタフェース・ライブラリは ODBC ドライバとも呼ばれます。ODBC クライアント・アプリケーションが ODBC ドライバ・マネージャを呼び出し、ドライバ・マネージャが SQL Anywhere ドライバを検出します。
ODBC ドライバ・マネージャは、ドライバを探すために指定されたデータ・ソースを調べます。ODBC アドミニストレータまたは dbdsn ユーティリティを使用してデータ・ソースを作成すると、SQL Anywhere は ODBC ドライバの現在のロケーションを書き込みます。データ・ソース情報は、Windows の場合はレジストリに格納され、UNIX の場合はシステム情報ファイル (デフォルトのファイル名は .odbc.ini) に格納されます。
Embedded SQL アプリケーションは、インタフェース・ライブラリを名前で指定して呼び出します。SQL Anywhere の Embedded SQL インタフェース・ライブラリの名前は次のとおりです。
Windows dblib11.dll
UNIX libdblib11 (オペレーティング・システム固有の拡張子が付きます)
SQL Anywhere の OLE DB プロバイダ DLL (dboledb11.dll) の検索には、レジストリのエントリに基づいたプロバイダ名 (SAOLEDB) が使用されます。エントリは、SAOLEDB のインストール時、または再登録時に作成されます。
ADO.NET プログラムは SQL Anywhere ADO.NET プロバイダ (iAnywhere.Data.SQLAnywhere.dll) への参照を追加します。.NET データ・プロバイダ DLL は、インストール時に .NET グローバル・アセンブリ・キャッシュ (GAC) に追加されます。
アプリケーションの実行時は、Java パッケージ jodbc.jar がクラス・パスに含まれていることが必要です。システムでネイティブ DLL または共有オブジェクトを検出できる必要があります。
PC オペレーティング・システム Windows などの PC オペレーティング・システムでは、現在のディレクトリ、システム・パス、Windows ディレクトリ、Windows\system32 ディレクトリが検索されます。
UNIX オペレーティング・システム UNIX では、システム・パスとユーザ・ライブラリ・パスが検索されます。
クライアント・アプリケーションでインタフェース・ライブラリが検出されたらインタフェース・ライブラリに接続文字列が送信されます。この文字列は、接続パラメータのリストをアセンブルし、サーバ接続を確立するためにインタフェース・ライブラリで使用されます。
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