サーバ証明書には、データの整合性を維持し、不正侵入を防ぐための、複数のデジタル署名が含まれています。デジタル署名の作成は、次の手順で行われます。
証明書で実行されるアルゴリズムが、ユニークな値またはハッシュを生成します。
証明書への署名または認証局のプライベート・キーを使用して、ハッシュが暗号化されます。
デジタル署名と呼ばれる暗号化ハッシュが、証明書に埋め込まれます。
デジタル署名は、自己署名、あるいはエンタープライズ・ルート証明書または認証局の署名を受けています。
Mobile Link クライアントが Mobile Link サーバにアクセスする場合、各クライアントがトランスポート・レイヤ・セキュリティを使用するように設定されていると、サーバはその証明書のコピーをクライアントに送信します。クライアントは、証明書に含まれているサーバのパブリック・キーを使用して証明書のデジタル署名を復号化し、証明書の新しいハッシュを算出して、2 つの値を比較します。値が一致する場合は、サーバの証明書の整合性が確認されます。
自己署名証明書の詳細については、自己署名ルート証明書を参照してください。
エンタープライズ・ルート証明書と認証局の詳細については、証明書チェーンを参照してください。
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |