Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの設定 » 国際言語と文字セット » 照合の知識 » 照合の選択 » 照合の選択時の考慮事項

 

照合の適合化オプション

データベースの作成時に UCA 照合を選択すると、オプションで照合の適合化オプションを指定できます。UCA 照合を選択しない場合は、適合化構文を使用して大文字と小文字の区別を制御できます。また、COMPARE 関数や SORTKEY 関数を使用してデータの比較やソートを行う場合も適合化オプションを指定できます。

照合の適合化オプションは、キーワードと値の組み合わせの形式で指定します。次の表は、サポートされているキーワードを示したものです。使用できる代替形式と値も示します。

注意

照合の適合化オプションを使用して作成したデータベースは、10.0.1 より前のデータベース・サーバでは起動できません。

キーワード 照合 代替形式 指定可能な値
Locale UCA (なし) 任意の有効なロケール・コードです。たとえば、en があります。
CaseSensitivity サポートされているすべての照合 CaseSensitive、Case
  • respect   文字の大文字小文字の違いが考慮されます。UCA 照合の場合、UpperFirst を指定したことに等しくなります。その他の照合の場合は、照合によって異なります。

  • ignore   文字の大文字小文字の違いは無視されます。

  • UpperFirst   常に、大文字を先にソートします (Aa)。

  • LowerFirst   常に、小文字を先にソートします (aA)。

AccentSensitivity UCA AccentSensitive、Accent
  • respect   文字のアクセント記号の違いが考慮されます。

  • ignore   文字のアクセント記号の違いは無視されます。

  • French   フランス語の規則に従ってアクセント記号の違いが考慮されます。

PunctuationSensitivity UCA PunctuationSensitive、Punct
  • ignore   句読表記の違いは無視されます。

  • primary   第 1 レベルのソートを使用します (文字のみを考慮します)。たとえば、a > b になります。

  • quaternary   第 4 レベルのソートを使用します。文字、大文字小文字、アクセント記号、句読表記の順に考慮されます。たとえば、multiByte、multibyte、multi-byte、multi-Byte をソートすると、次のようになります。

    • multiByte
    • multibyte
    • multi-Byte
    • multi-byte

    大文字と小文字やアクセント記号を区別しないデータベースでは、quaternary (第 4 レベル) は指定できません。

SortType UCA (なし)

使用するソート・タイプです。可能な値は、次のとおりです。

  • phonebook
  • traditional
  • standard
  • pinyin
  • stroke
  • direct
  • posix
  • big5han
  • gb2312han

これらのソート・タイプの詳細については、Unicode Technical Standard #35 ([external link] http://www.unicode.org/reports/tr35/) を参照してください。

注意

V と W の文字をレベル 1 で区別する Swedish Academy の 2005 年度標準に準拠するよう UCA 照合を適合化するには、UCA (locale=swe;sorttype=phonebook) を指定します。sorttype=phonebook を指定しないと、スウェーデン語のロケールでは V と W は同じ文字として認識されます。

参照