Interactive SQL などのクライアント・アプリケーションを使用してデータを表示すると、四角形、矢印、疑問符などの予期しない記号が文字としてデータに表示される場合があります。
これには、主に 2 つの理由があります。最初の理由は、データベースに格納されている基本となるデータに問題があることです。たとえば、データをデータベースに追加する場合に文字セット変換が必要で、元の文字セットの一部の文字と対応する文字がデータベースの文字セットになかった場合、その文字の代わりに置換文字が挿入されます。
予期しない記号がクライアント・アプリケーションに表示される 第 2 の、より一般的な理由は、データの表示に使用されたフォントが該当の文字をサポートしていないことです。このような問題は、Unicode のフォントに変更することで解決できます。クライアント・アプリケーションのフォントを変更できない場合は、オペレーティング・システムのデフォルトのフォントを変更します。
たとえば、日本語の文字表示をサポートせず、標準の英語フォント (Tahoma) を使用している Windows システム環境で作業をしているとします。ただし、データベースの文字セットが cp932 で、データベースに日本語のデータが含まれている場合、データベースにクエリを実行すると、日本語の文字は小さい四角記号で表示されます。Interactive SQL では、[ツール] - [オプション] - [SQL Anywhere] - [結果] タブ - [フォント] を選択して、Arial Unicode MS や Lucida Sans Unicode などの Unicode フォントを指定すると、表示結果のフォントを変更できます。Unicode フォントは多言語の文字を表示できるため、このような場合に適しています。
変更できるフォント設定がクライアント・アプリケーションにない場合は、オペレーティング・システムのデフォルトのフォントを使用している可能性があります。このような場合、デフォルトのシステム・フォントを Unicode フォントに変更する方法については、オペレーティング・システムのマニュアルを参考にしてください。
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