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TCP/IP プロトコルのテスト

TCP/IP がインストールされ、正しく設定されていることをテストするには、ping ユーティリティが役に立ちます。

ping を使用した IP レイヤのテスト

各 IP レイヤにはアドレスが関連付けられています。IPv4 の場合は、4 つの整数をドットで区切った数字 (191.72.109.12 など) のアドレスになります。ping は引数に IP アドレスを取り、そのアドレスに 1 つのパケットを送信しようとします。

まず、現在使用中のコンピュータが正しく構成されていることを確認するため、ping ユーティリティを使用して現在使用中のコンピュータの検出を試します。IP アドレスが 191.72.109.12 の場合、次のコマンドを実行し、パケットがルート指定されるかどうかを確認します。

ping 191.72.109.12

パケットがルート指定されていれば、次のような出力が表示されます。

Pinging 191.72.109.12 with 32 bytes of data: Reply from 191.72.109.12: bytes=32 time<.10ms TTL=32 Reply from 191.72.109.12: bytes=32 time<.10ms TTL=32 Reply from 191.72.109.12: bytes=32 time<.10ms TTL=32 ...

これは、このコンピュータがパケットをコンピュータ自身に送信できることを示します。これで、IP レイヤが正しく設定されていることを十分に確認できました。TCP/IP を実行している他のユーザに IP アドレスを尋ね、ping ユーティリティを使用してそのコンピュータを検出できるかどうかを試すこともできます。

クライアント・コンピュータからデータベース・サーバを実行しているコンピュータに ping できることを確認してから、先へ進んでください。

IPv6 ネットワーク上のホストに接続する場合は、まず IPv6 がクライアント・コンピュータにインストールされていることを確認する必要があります。Windows XP の場合は、コマンド ipv6 install を実行して IPv6 をインストールします。Windows Vista の場合は、デフォルトで IPv6 がインストールされます。UNIX の場合、IPv6 のインストールはオペレーティング・システムごとに異なるので、IPv6 を有効にする手順についてはオペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。

IPv6 をインストールして有効にしたら、ping6 コマンドを使用して、前述の ping コマンドの場合と同じ手順を実行します。次に例を示します。

ping6 fe80::213:ceff:fe24:ca6
Pinging fe80::213:ceff:fe24:ca6 from fe80::213:ceff:fe24:ca6%6 with 32 bytes of data:

Reply from fe80::213:ceff:fe24:ca6%6: bytes=32 time<1ms Reply from fe80::213:ceff:fe24:ca6%6: bytes=32 time<1ms Reply from fe80::213:ceff:fe24:ca6%6: bytes=32 time<1ms ...