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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » データベース・ファイルの処理

 

データベース・ファイルの概要

各データベースには、次のような関連ファイルがあります。

  • データベース・ファイル   このファイルはデータベース情報を格納します。通常、このファイルの拡張子は .db です。

  • トランザクション・ログ   このファイルはデータベースの変更記録を格納するもので、リカバリと同期に必要です。通常、このファイルの拡張子は .log です。トランザクション・ログを参照してください。

  • テンポラリ・ファイル   データベース・サーバはテンポラリ・ファイルを使用して、必要な情報をデータベース・セッション中に格納します。データベースが停止すると、データベース・サーバはたとえ実行中であっても、テンポラリ・ファイルを破棄します。サーバが生成した名前に拡張子 .tmp を付けたものが、テンポラリ・ファイル名です。テンポラリ・ファイルのロケーションは、データベース・サーバの起動時に -dt サーバ・オプションを使用して指定できます。テンポラリ・ファイルのロケーションを指定せずにデータベース・サーバを起動した場合は、以下の環境変数がこの順序のとおりにチェックされます。

    • SATMP 環境変数
    • TMP 環境変数
    • TMPDIR 環境変数
    • TEMP 環境変数

    これらの環境変数がいずれも定義されていない場合、テンポラリ・ファイルは、Windows オペレーティング・システムの場合は現在のディレクトリ、UNIX の場合は /tmp ディレクトリに作成されます。

    テンポラリ・ファイルは、データベース・サーバが作成、管理、削除します。テンポラリ・ファイル用に使用できる、十分な空き領域があることだけ確認してください。テンポラリ・ファイルに使用できる領域に関する情報は、sa_disk_free_space プロシージャを使用すると取得できます。sa_disk_free_space システム・プロシージャを参照してください。

  • 事前定義の DB 領域ファイル   これらのファイルには、データと、データベースで使用されるその他のファイルが格納されます。事前定義の DB 領域を参照してください。

その他のファイル

次のようなファイルもデータベース・システムの一部になります。

  • DB 領域ファイル   データベース・ファイルに加えて、データを複数の個別ファイルに分散できます。CREATE DBSPACE 文を参照してください。

    DB 領域については、追加 DB 領域の使用を参照してください。

  • トランザクション・ログ・ミラー・ファイル   データの保全のため、トランザクション・ログのミラー・コピーを作成できます。通常、このファイルの拡張子は .mlg です。トランザクション・ログ・ミラーを参照してください。