データベース・サーバのオプション -gu は、誰がファイル管理文を実行できるかを制御します。このオプションを使用して、特定の管理タスクを実行できるユーザを指定します。-gu サーバ・オプションを参照してください。
ファイル管理文を使用するためのパーミッションには、4 つのレベルがあります。
-gu オプション | 影響 | 適用対象 |
---|---|---|
all | 誰でもファイル管理文を実行できる | ユーティリティ・データベースを含むすべてのデータベース |
none | 誰もファイル管理文を実行できない | ユーティリティ・データベースを含むすべてのデータベース |
DBA | DBA 権限を持つユーザだけがファイル管理文を実行できる | ユーティリティ・データベースを含むすべてのデータベース |
utility_db | ユーティリティ・データベースに接続できるユーザだけがファイル管理文を実行できる | ユーティリティ・データベースのみ |
ファイル管理文の使用を禁止するには、-gu オプションの none パーミッション・レベルを使用してデータベース・サーバを起動します。次のコマンドを入力すると、データベース・サーバが起動され、サーバ名が TestSrv になります。このコマンドによって mytestdb.db データベースがロードされますが、どのユーザも、そのサーバを使用してデータベースを作成または削除したり、他のファイル管理文を実行したりすることはできません。これは、ユーザのリソース作成権の有無や、ユーティリティ・データベースをロードして接続できるかどうかには関係ありません。
dbsrv11 -n TestSrv -gu none c:\mytestdb.db |
ユーティリティ・データベースのパスワードを知っているユーザだけにファイル管理文の実行を許可するには、次のコマンドを実行してサーバを起動します。
dbsrv11 -n TestSrv -su secret -gu utility_db |
次のコマンドを使用することによって、Interactive SQL をクライアント・アプリケーションとして起動し、サーバ TestSrv に接続して、ユーティリティ・データベースをロードし、ユーザを接続します。
dbisql -c "UID=DBA;PWD=secret;DBN=utility_db;ENG=TestSrv" |
上記のコマンドを正常に実行できた場合、ユーザはユーティリティ・データベースに接続し、ファイル管理文を実行できるようになります。
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