各ソフトウェアは、「文字セット」を使用します。文字セットは記号、文字、数字、スペースなどから成ります。"ISO-8859-1" は文字セットの例です。Latin1 とも呼ばれます。
文字を内部的に適切に表すため、各ソフトウェアは「エンコード」 (「文字コード」とも呼ばれる) を使用します。エンコードとは、各文字を 1 バイトまたは複数バイトの情報にマッピングする方法で、16 進数で表します。UTF-8 はエンコードの例です。
「文字セット」と「エンコード」は密接に関連しており、どちらも「エンコード」の意味で使用されることがあります。
「コード・ページ」は、エンコードの一形態です。コード・ページとは文字と数値表現とのマッピングのことで、通常、数値表現は 0 ~ 255 の整数です。コード・ページの例には、Windows コード・ページ 1252 があります。
このマニュアルでは、「エンコード」、「文字コード」、「文字セット・エンコード」、「コード・ページ」を同じ意味で使用します。
データベース・サーバは、文字をソート (たとえば、名前をアルファベット順にリスト) するときに「照合」を使用します。照合は文字コード (文字と表現間のマッピング) と文字の「ソート順」の組み合わせです。各文字列にソート順が複数ある場合があります。たとえば、大文字/小文字を区別するソート順と大文字/小文字を区別しないソート順があります。また、言語間で同じ文字に対するソート順が異なる場合もあります。
文字は「フォント」を使って画面上に表示されます。これは文字セットの文字とその外観との間のマッピングです。フォントはオペレーティング・システムによって処理されます。
オペレーティング・システムは、「キーボード・マッピング」を使って、キーボードのキーまたはキーの組み合わせを文字セットの文字にマッピングします。
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