ユーザとグループのセットを作成すると、データベースのパーミッションを管理できます。またデータベースのセキュリティと管理によって、個々のユーザが使用できるリソースを制限することもできます。
たとえば、他のユーザのデータベースへの接続速度を落とさないように、1 つの接続がメモリや CPU を大量に使用することを防止できます。
SQL Anywhere には、DBA 権限を持つユーザがリソースの制御に使用できるデータベース・オプションが備わっています。このオプションを「リソース・ガバナー」といいます。
SET OPTION 文を次のように使用して、データベース・オプションを設定します。
SET [ TEMPORARY ] OPTION ... [ userid. | PUBLIC. ]option-name = [ option-value ]
次のオプションを使用して、リソースを管理できます。
max_cursor_count 接続用のカーソルの数を制限します。max_cursor_count オプション [データベース]を参照してください。
max_statement_count 接続用の準備文の数を制限します。max_statement_count オプション [データベース]を参照してください。
priority 接続からの要求を実行する優先度レベルを設定します。priority オプション [データベース]を参照してください。
max_priority 接続の最高優先度レベルを制御します。max_priority オプション [データベース]を参照してください。
データベース・オプション設定は、グループ構造に継承されません。
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