Syslog メッセージのユーザ ID を設定します。
{ dbsrv11 | dbeng11 } -s { none | user | daemon | localn } ...
UNIX、Mac OS X
Syslog 機能へのメッセージに使用されるシステム・ユーザ ID を設定します。フォアグラウンドで起動しているデータベース・サーバのデフォルトは user で、バックグラウンドで起動しているサーバ (dbspawn で起動した場合、クライアントが自動的に起動した場合、-ud データベース・サーバ・オプションで起動した場合など) のデフォルトは daemon です。
none を指定すると、Syslog メッセージはログに記録されません。引数 localn を使用すると、機能識別子を使用してメッセージをファイルへリダイレクトできます。n に 0 ~ 7 の数字を指定できます。詳細については、UNIX Syslog(3) の man ページを参照してください。
次の手順は Solaris でのメッセージのリダイレクト方法を説明したものですが、Linux、AIX、Mac OS X でも使用できます。HP-UX などのプラットフォームでは、syslog.conf ファイルは別の場所にあります。/var/adm/sqlanywhere ファイルは、任意の場所に配置できます。
システムで実行している他のアプリケーションが使用していないユニークな機能識別子を選択します。
/etc/syslog.conf ファイルを見ると、localn 機能が参照する識別子を確認できます。
/etc/syslog.conf ファイルを開き、次の行を追加します。localn は手順 1 で選択した機能識別子です。
localn.err;localn.info;localn.notice /var/adm/sqlanywhere |
/var/adm/sqlanywhere ファイルを作成します。
touch /var/adm/sqlanywhere |
syslogd のプロセス ID を検索して、syslog.conf ファイルを変更したことを syslogd プロセスに通知します。
ps -ef | grep syslogd |
次に、以下のコマンドを実行します。pid は syslogd のプロセス ID です。
kill -HUP pid |
次のコマンドを使用して SQL Anywhere データベース・サーバを起動します。localn は手順 1 で選択した機能識別子です。
dbeng11 -s localn ... |
これで、SQL Anywhere データベース・サーバが Syslog にレポートするメッセージは /var/adm/sqlanywhere ファイルにリダイレクトされます。
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