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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » SQL Anywhere データベース接続 » Kerberos 認証

 

セキュリティについての考慮事項:一時的にパブリック・オプションを設定してセキュリティを追加する

標準ログイン、統合化ログイン、Kerberos ログインの組み合わせを許可するよう、SET OPTION 文を使用してデータベースの login_mode オプションの値を設定すると、指定したログイン接続がそのデータベースで永続的に有効になります。たとえば、次の文は標準ログインと統合化ログインを永続的に許可します。

SET OPTION PUBLIC.login_mode = 'Standard,Integrated';

データベースを停止して再起動した場合でも、このオプションの値は変わらず、統合化ログインは有効のままです。

SET TEMPORARY OPTION を使用して login_mode オプションを設定した場合、統合化ログインによるユーザ・アクセスは可能ですが、データベースがシャットダウンされるまでの間に限られます。次の文は、オプションの値を一時的に変更します。

SET TEMPORARY OPTION PUBLIC.login_mode = 'Standard,Integrated';

永久オプション値が Standard の場合、データベースは停止時にその値に戻ります。

一時的なパブリック・オプションを設定すると、データベースのセキュリティを強化できます。統合化ログインまたは Kerberos ログインをデータベースに追加すると、データベースはそれを実行しているオペレーティング・システムのセキュリティに依存します。データベースを別のコンピュータにコピーすると、データベースへのアクセスは SQL Anywhere のセキュリティ・モデルに戻ります。

参照