LAN または WAN にあるネットワーク・サーバ上で動作するデータベースに接続するには、クライアント・ソフトウェアがそのデータベース・サーバを見つけ、それに接続します。SQL Anywhere は、ネットワーク・ライブラリを提供してこのタスクを処理します。
ネットワーク接続は、「ネットワーク・プロトコル」を介して行います。TCP/IP はすべてのプラットフォームで使用できます。
SQL Anywhere のサーバ名は、所定のネットワーク・プロトコルのローカル・ドメイン上ではユニークである必要があります。次の例では、ネットワークで実行されているサーバに接続します。
ENG=svr-name DBN=db-name UID=user-id PWD=password CommLinks=all |
CommLinks=all を指定すると、クライアント・ライブラリは、指定された名前のパーソナル・サーバを探し、次に指定された名前のサーバをネットワークで探します。CommLinks 接続パラメータ [LINKS]を参照してください。
パフォーマンスを向上するには、使用するプロトコルをネットワーク・ライブラリに指定できます。次のパラメータは、TCP/IP プロトコルを使用します。
ENG=svr-name DBN=db-name UID=user-id PWD=password CommLinks=tcpip |
ネットワーク・ライブラリは、ネットワークをブロードキャストしてサーバを検索します。この処理は時間がかかることがあります。ネットワーク・ライブラリがサーバを見つけると、クライアント・ライブラリは、そのサーバの名前とネットワーク・アドレスをファイル (sasrv.ini) に保存します。次回以降の接続にはこのエントリを再利用し、指定されたプロトコルを使用してサーバへの接続を試みます。次回以降の接続は、ブロードキャストによって確立された接続よりも通常は速くなります。
デフォルトでは、Sybase Central と Interactive SQL のすべてのネットワーク接続は、TCP/IP ネットワーク・プロトコルを使用するようになっています。
Sybase Central または Interactive SQL を起動します。
[接続] ウィンドウが表示されない場合は、次のいずれかを行います。
Sybase Central で、[接続] - [SQL Anywhere 11 に接続] を選択します。
Interactive SQL で、[SQL] - [接続] を選択します。
[ID] タブをクリックします。
[ユーザ ID] フィールドにユーザ名を入力します。
[パスワード] フィールドにデータベースのパスワードを入力します。
[データベース] タブをクリックします。
[サーバ名] フィールドに、サーバ名を入力するか、[検索] をクリックします。
[データベース名] フィールドにデータベースの名前を入力します。
[OK] をクリックします。
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