次の表は、データベース・サーバ全体に適用できるプロパティを示したものです。
PROPERTY システム関数を使用して個々のプロパティの値を取得するか、sa_eng_properties システム・プロシージャを使用してすべてのデータベース・サーバ・プロパティの値を取得できます。プロパティ名では大文字と小文字が区別されません。
PROPERTY システム関数を使用します。たとえば、次の文はグローバル・サーバ・データ構造に使用されたキャッシュ・ページ数を返します。
SELECT PROPERTY ( 'MainHeapPages' ); |
sa_eng_properties システム・プロシージャを使用します。
CALL sa_eng_properties; |
プロパティ | 説明 | ||
---|---|---|---|
ActiveReq | 現在要求を処理中のサーバ・スレッドの数を返します。 | ||
AvailIO | 現在使用可能な I/O 制御ブロックの数を返します。 | ||
BuildChange | 予約。 | ||
BuildClient | 予約。 | ||
BuildProduction | データベース・サーバが、実際の運用で使用するようにコンパイルされている場合は Yes を返し、デバッグ用のビルドである場合は No を返します。 | ||
BuildReproducible | 予約。 | ||
BytesReceived | クライアント/サーバ通信中に受信したバイト数を返します。この値は、HTTP 接続と HTTPS 接続の場合に更新されます。 | ||
BytesReceivedUncomp | 圧縮が無効になっている場合にクライアント/サーバ通信中に受信したバイト数を返します (この値は、圧縮が無効の場合は BytesReceived の値と同じ)。 | ||
BytesSent | クライアント/サーバ通信中に送信されたバイト数を返します。この値は、HTTP 接続と HTTPS 接続の場合に更新されます。 | ||
BytesSentUncomp | 圧縮が無効になっている場合にクライアント/サーバ通信中に送信されたバイト数を返します (この値は、圧縮が無効の場合は BytesSent の値と同じ)。 | ||
CacheAllocated | サーバ・データ構造に割り付けられたキャッシュ・ページの数を返します。 | ||
CacheFile | データベース・ファイルから取得したデータを格納するキャッシュ・ページの数を返します。 | ||
CacheFileDirty | ダーティな (書き込みが必要な) キャッシュ・ページの数を返します。 | ||
CacheFree | 未使用のキャッシュ・ページ数を返します。 | ||
CacheHits | データベース・ページのルックアップ回数を返します。 | ||
CachePanics | キャッシュ・マネージャが割り付けるページの検索に失敗した回数を返します。 | ||
CachePinned | 固定キャッシュ・ページ数を返します。 | ||
CacheRead | キャッシュの読み込み数を返します。 | ||
CacheReplacements | キャッシュ内の置換されたページの数を返します。 | ||
CacheScavenges | キャッシュ・マネージャが割り付けるページをスカベンジした回数を返します。 | ||
CacheScavengeVisited | 割り付けるページのスカベンジ中にアクセスしたページの数を返します。 | ||
CacheSizingStatistics | キャッシュのサイズを変更するときにサーバがキャッシュ・サイズ設定の統計を表示する場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。cs サーバ・オプションを参照してください。 | ||
CarverHeapPages | クエリ最適化などの短期的な目的に使用されたヒープ・ページの数を返します。 | ||
CharSet | データベース・サーバが使用している CHAR 文字セットを返します。 | ||
ClientStmtCacheHits | クライアントに文がキャッシュされていることが理由で、不要な準備文の数を返します。これは、クライアントでの文のキャッシュが無効になった場合に必要となる、追加の準備文の数です。max_client_statements_cached オプション [データベース]を参照してください。 | ||
ClientStmtCacheMisses | クライアントのキャッシュに存在した文の中で、再び準備された文の数を返します。これは、キャッシュされた文が再使用できるか検討されたものの、スキーマの変更、データベースのオプション設定の変更、DROP VARIABLE 文によって再使用できなかった回数です。max_client_statements_cached オプション [データベース]を参照してください。 | ||
CollectStatistics | データベース・サーバがパフォーマンス統計を収集するかどうかを示す値として、Yes または No を返します。-k サーバ・オプションを参照してください。 | ||
CommandLine |
データベース・サーバの起動に使用されたコマンド・ラインを返します。 -ek オプションを使用してデータベース用の暗号化キーを指定した場合、キーはこのプロパティで返される値にあるアスタリスクの定数文字列で置き換えられます。 |
||
CompactPlatformVer | PlatformVer プロパティの縮小バージョンを返します。 | ||
CompanyName | このソフトウェアを所有している会社の名前を返します。 | ||
ConnsDisabled |
新しい接続を禁止するサーバ・オプションの現在の設定を示す値として、Yes または No を返します。sa_server_option システム・プロシージャを参照してください。 |
||
ConsoleLogFile | -o オプションが指定されている場合は、データベース・サーバ・メッセージがロギングされるファイルの名前を返します。それ以外の場合は、空の文字列を返します。-o サーバ・オプションとデータベース・サーバの動作のロギングを参照してください。 | ||
ConsoleLogMaxSize | データベース・サーバ・メッセージのロギングに使用するファイルの最大サイズ (バイト単位) を返します。-os サーバ・オプションを参照してください。 | ||
CurrentCacheSize | 現在のキャッシュ・サイズ (キロバイト単位) を返します。 | ||
DebuggingInformation | サーバがトラブルシューティング用の診断メッセージを表示する場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。-z サーバ・オプションを参照してください。 | ||
DefaultCollation | 新規データベースに使用される照合を返します (明示的に指定されている照合がない場合)。 | ||
DefaultNcharCollation | サーバ・コンピュータのデフォルト NCHAR 照合の名前を返します (ICU がインストールされている場合は UCA、インストールされていない場合は UTF8BIN)。 | ||
DiskRead | ディスクの読み込み数を返します。 | ||
DiskReadHintScatterLimit | 分散読み込みヒントのサイズ制限 (バイト単位) を返します。 | ||
DiskRetryRead | ディスクの読み込みリトライ数を返します。 | ||
DiskRetryReadScatter | 分散読み込みのためのディスク読み込みリトライ数を返します。 | ||
DiskRetryWrite | ディスクの書き込みリトライ数を返します。 | ||
EventTypeDesc | 特定のイベント・タイプ ID に関連付けられたシステム・イベント・タイプの説明を返します。 | ||
EventTypeName | 特定のイベント・タイプ ID に関連付けられたシステム・イベント・タイプの名前を返します。 | ||
ExchangeTasks | クエリの並列実行に現在使用されているタスクの数を返します。 | ||
ExchangeTasksCompleted | データベース・サーバが起動された後、クエリ内並列処理に使用された内部タスクの総数を返します。クエリ実行時の並列処理を参照してください。 | ||
FipsMode | データベース・サーバの起動時に -fips オプションが使用された場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。 | ||
FirstOption | データベース・オプションに対応する最初の接続プロパティを表す番号を返します。 | ||
FreeBuffers | 使用できるネットワーク・バッファの数を返します。 | ||
FunctionMaxParms |
関数で指定可能なパラメータの最大数を返します。関数は、正の整数である function-number によって指定される値で識別されます。次に例を示します。
function-number は、リリース間で変更されることがあることに注意してください。 |
||
FunctionMinParms |
関数で指定しなければならないパラメータの最小数を返します。関数は、正の整数である function-number によって指定される値で識別されます。次に例を示します。
function-number は、リリース間で変更されることがあることに注意してください。 |
||
FunctionName |
正の整数である function-number によって指定される値で識別される関数名を返します。
function-number は、リリース間で変更されることがあることに注意してください。 |
||
HeapsCarver | クエリ最適化などの短期的な目的に使用されたヒープの数を返します。 | ||
HeapsLocked | キャッシュ内で現在ロックされている再配置可能なヒープの数を返します。 | ||
HeapsQuery | クエリ処理 (ハッシュ操作とソート操作) に使用されるヒープの数を返します。 | ||
HeapsRelocatable | 再配置可能なヒープの数を返します。 | ||
HttpAddresses |
サーバが HTTP 接続で受信するセミコロンで区切られた TCP/IP アドレスのリストを返します。次に例を示します。
|
||
HttpNumActiveReq | HTTP 要求をアクティブに処理している HTTP 接続数を返します。応答を送信した HTTP 接続は含まれません。 | ||
HttpNumConnections | データベース・サーバで現在開いている HTTP 接続数を返します。この接続は、要求をアクティブに処理しているか、長命 (keep-alive) 接続のキューで待機中である可能性があります。 | ||
HttpNumSessions | データベース・サーバ内のアクティブおよび休止状態の HTTP セッション数を返します。 | ||
HttpPorts | Web サーバの HTTP ポート番号をカンマで区切られたリストで返します。 | ||
HttpsAddresses |
サーバが HTTPS 接続で受信するセミコロンで区切られた TCP/IP アドレスのリストを返します。次に例を示します。
|
||
HttpsNumActiveReq | HTTPS 要求をアクティブに処理しているセキュア HTTPS 接続数を返します。応答を送信した HTTPS 接続は含まれません。 | ||
HttpsNumConnections | データベース・サーバで現在開いている HTTPS 接続数を返します。この接続は、要求をアクティブに処理しているか、長命 (keep-alive) 接続のキューで待機中である可能性があります。 | ||
HttpsPorts | Web サーバの HTTPS ポート番号をカンマで区切られたリストで返します。 | ||
IdleTimeout | デフォルトのアイドル・タイムアウトを返します。-ti サーバ・オプションを参照してください。 | ||
IsEccAvailable | ECC DLL がインストールされている場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。 | ||
IsFipsAvailable | FIPS DLL がインストールされている場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。 | ||
IsNetworkServer | ネットワーク・データベース・サーバに接続している場合は Yes を返し、パーソナル・データベース・サーバに接続している場合は No を返します。 | ||
IsRsaAvailable | RSA DLL がインストールされている場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。 | ||
IsRuntimeServer | 機能が制限されたデスクトップ・ランタイム・データベース・サーバに接続している場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。 | ||
IsService | データベース・サーバがサービスとして実行されている場合は Yes、それ以外の場合は No を返します。 | ||
Language | サーバのロケール言語を返します。 | ||
LastConnectionProperty | 最後の接続プロパティを表す番号を返します。 | ||
LastDatabaseProperty | 最後のデータベース・プロパティを表す番号を返します。 | ||
LastOption | データベース・オプションに対応する最後の接続プロパティを表す番号を返します。 | ||
LastServerProperty | 最後のサーバ・プロパティを表す番号を返します。 | ||
LegalCopyright | ソフトウェアの著作権を示す文字列を返します。 | ||
LegalTrademarks | ソフトウェアの商標を示す文字列を返します。 | ||
LicenseCount | ライセンスされたシートまたはプロセッサの数を返します。 | ||
LicensedCompany | ライセンスされた会社の名前を返します。 | ||
LicensedUser | ライセンスされたユーザの名前を返します。 | ||
LicenseType | ライセンス・タイプを返します。ネットワーク・シート (per-seat) または CPU ベースのいずれかです。 | ||
LivenessTimeout | クライアント活性タイムアウトのデフォルトを返します。-tl サーバ・オプションを参照してください。 | ||
LockedCursorPages | メモリ内でカーソル・ヒープを固定するために使用されているページ数を返します。 | ||
LockedHeapPages | キャッシュ内でロックされているヒープ・ページの数を返します。 | ||
MachineName | データベース・サーバを実行しているコンピュータの名前を返します。通常は、コンピュータのホスト名です。 | ||
MainHeapBytes | グローバル・サーバ・データ構造に使用されているバイト数を返します。 | ||
MainHeapPages | グローバル・サーバ・データ構造に使用されているページ数を返します。 | ||
MapPhysicalMemoryEng | Address Windowing Extensions を使用して、キャッシュ内の物理メモリにマッピングされているデータベース・ページのアドレス領域ウィンドウの数を返します。 | ||
MaxCacheSize | 許容最大キャッシュ・サイズ (キロバイト単位) を返します。 | ||
MaxConnections |
サーバが許容する同時接続の最大数を返します。デフォルト値は、パーソナル・サーバの場合は 10、ネットワーク・サーバの場合は約 32000 です。この値を小さくするには、-gm サーバ・オプションを使用します。-gm サーバ・オプションを参照してください。 通常は、コンピュータ・リソースの制約から、ネットワーク・サーバへの接続の最大数はデフォルト値より小さくなります。 |
||
MaxEventType | 有効な最大イベント・タイプ ID を返します。 | ||
MaxMessage | 廃止予定。データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウから取得できる行番号の現在の最大値を返します。この値は、データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウに最後に表示されたメッセージを表します。 | ||
MaxRemoteCapability | 有効な最大機能 ID を返します。 | ||
Message, linenumber |
廃止予定。データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウから取得したメッセージ行を返します。行の先頭にはメッセージが表示された日付と時刻が追加されています。2 番目のパラメータは行番号を指定します。
|
||
MessageCategoryLimit | sa_server_messages システム・プロシージャを使用して取得できる重要度とカテゴリそれぞれの最小メッセージ数を返します。デフォルト値は 400 です。sa_server_messages システム・プロシージャを参照してください。 | ||
MessageText, linenumber | 廃止予定。データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウ内の指定された行番号に対応するテキスト (日付と時刻を含まない) を返します。2 番目のパラメータは行番号を指定します。 | ||
MessageTime, linenumber | 廃止予定。データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウ内の指定された行番号に対応する日付と時刻を返します。2 番目のパラメータは行番号を指定します。 | ||
MessageWindowSize | 廃止予定。データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウから取得できる行の最大数を返します。 | ||
MinCacheSize | 許容最小キャッシュ・サイズ (キロバイト単位) を返します。 | ||
MultiPacketsReceived | クライアント/サーバ通信中に受信したマルチパケット要求の数を返します。 | ||
MultiPacketsSent | クライアント/サーバ通信中に送信されたマルチパケット応答の数を返します。 | ||
MultiPageAllocs | マルチページ・キャッシュ割り付けの数を返します。 | ||
MultiProgrammingLevel | サーバが一度に処理できる同時タスクの最大数を返します。この値を超える数の同時タスクが存在する場合、要求はキューイングされます。この動作を変更するには、-gn サーバ・オプションを使用します。-gn サーバ・オプションを参照してください。 | ||
Name | データベースへの接続に使用するサーバの別名を返す (別名が指定されている場合)。別名が指定されていない場合は、実際のサーバ名を返します。-sn オプションを参照してください。 | ||
NativeProcessorArchitecture |
プロセッサをエミュレートできるプラットフォーム (X86 や Win64 など) のネイティブ・プロセッサ・タイプを表す文字列を返します。これ以外の場合はすべて、プロパティと同じ値 ( 'ProcessorArchitecture' ) を返します。 値には、次のものがあります。
サポートされるプラットフォームのリストについては、 |
||
NumLogicalProcessors | サーバ・コンピュータ上の論理プロセッサ数 (コアとハイパースレッドを含む) を返します。 | ||
NumLogicalProcessorsUsed | データベース・サーバが使用する論理プロセッサの数を返します。Windows の場合、使用する論理プロセッサ数を変更するには、-gtc オプションを使用します。-gtc サーバ・オプションを参照してください。 | ||
NumPhysicalProcessors | サーバ・コンピュータで有効となっている物理プロセッサの数を返します。この値は、NumLogicalProcessors の値を物理プロセッサあたりのコア数またはハイパースレッド数で割った数に相当します。Windows 以外のプラットフォームでは、コアまたはハイパースレッドが物理プロセッサとして計数される場合があります。 | ||
NumPhysicalProcessorsUsed | データベース・サーバが使用する物理プロセッサの数を返します。パーソナル・サーバの場合、プラットフォームによってはプロセッサ数が 1 つに制限されることがあります。Windows でネットワーク・データベース・サーバが使用する物理プロセッサの数を変更するには、-gt オプションを使用します。-gt サーバ・オプションを参照してください。 | ||
OmniIdentifier | このプロパティはシステムで使用するために予約されています。このオプションの設定は変更しないでください。 | ||
PacketsReceived | 受信したクライアント/サーバ通信パケットの数を返します。この値は、HTTP 接続と HTTPS 接続の場合は更新されません。 | ||
PacketsReceivedUncomp |
圧縮が無効になっている場合にクライアント/サーバ通信中に受信したパケットの数を返します(この値は、圧縮が無効の場合は PacketsReceived の値と同じ)。 |
||
PacketsSent | 送信されたクライアント/サーバ通信パケットの数を返します。この値は、HTTP 接続と HTTPS 接続の場合は更新されません。 | ||
PacketsSentUncomp | 圧縮が無効になっている場合にクライアント/サーバ通信中に送信されたパケットの数を返します(この値は、圧縮が無効の場合は PacketsSent の値と同じ)。 | ||
PageSize | データベース・サーバのキャッシュ・ページのサイズを返します。-gp オプションを使用して設定可能です。設定しない場合はコマンド・ラインで指定したデータベースの最大ページ・サイズです。 | ||
PeakCacheSize | 現在のセッションでキャッシュが到達した最大値 (キロバイト単位) を返します。 | ||
Platform | ソフトウェアが実行されているオペレーティング・システムを返します。たとえば、Windows 2000 を実行中の場合、このプロパティは Windows2000 を返します。
|
||
PlatformVer | ソフトウェアを実行しているオペレーティング・システムの名前を返します。この名前には、ビルド番号やサービス・パックなどの情報も含まれています。たとえば、 Windows 2000 Build 2195 Service Pack 3 が返されます。
|
||
ProcessCPU |
データベース・サーバ・プロセスにおける CPU の使用量を返します。値は秒数単位です。このプロパティは Windows と UNIX でサポートされています。このプロパティは Windows Mobile ではサポートされていません。 このプロパティが返す値は、データベース・サーバが起動してからの累積値です。この値は Windows タスク マネージャや Windows パフォーマンス モニタなどのアプリケーションに表示される瞬時値とは一致しません。 |
||
ProcessCPUSystem |
データベース・サーバ・プロセス CPU におけるシステム CPU の使用量を返します。これは、データベース・サーバがオペレーティング・システム・カーネルの内部で使用した CPU 時間を表します。値は秒数単位です。このプロパティは Windows と UNIX でサポートされています。このプロパティは Windows Mobile ではサポートされていません。 このプロパティが返す値は、データベース・サーバが起動してからの累積値です。この値は Windows タスク マネージャやパフォーマンス モニタなどのアプリケーションに表示される瞬時値とは一致しません。 |
||
ProcessCPUUser |
データベース・サーバ・プロセスにおけるユーザ CPU の使用量を返します。値は秒数単位です。これには、データベース・サーバがオペレーティング・システム・カーネルの内部で使用した CPU 時間は含まれません。このプロパティは Windows と UNIX でサポートされています。このプロパティは Windows Mobile ではサポートされていません。 このプロパティが返す値は、データベース・サーバが起動してからの累積値です。この値は Windows タスク マネージャやパフォーマンス モニタなどのアプリケーションに表示される瞬時値とは一致しません。 |
||
ProcessorArchitecture |
プロセッサ・タイプを表す文字列を返します。次のような値があります。
|
||
ProductName | ソフトウェアの名前を返します。 | ||
ProductVersion | 実行中のソフトウェアのバージョンを返します。 | ||
ProfileFilterConn | 特定の接続をプロファイルするプロシージャがオンの場合にモニタされる接続の ID を返します。それ以外の場合、空の文字列を返します。ユーザによるプロシージャのプロファイルは、sa_server_option プロシージャを使って制御します。sa_server_option システム・プロシージャを参照してください。 | ||
ProfileFilterUser | 特定のユーザのプロシージャ・プロファイルがオンの場合にモニタされるユーザの名前を返します。それ以外の場合、空の文字列を返します。ユーザによるプロシージャのプロファイルは、sa_server_option プロシージャを使って制御します。sa_server_option システム・プロシージャを参照してください。 | ||
QueryHeapPages | クエリ処理 (ハッシュ操作とソート操作) に使用されるキャッシュ・ページの数を返します。 | ||
QueryMemActiveCurr | クエリ・メモリをアクティブに使用する要求数を返します。 | ||
QueryMemActiveEst | 安定した状態のデータベース・サーバで、クエリ・メモリをアクティブに使用する要求の推定平均数を返します。 | ||
QueryMemActiveMax | クエリ・メモリをアクティブに使用できる要求の最大数を返します。 | ||
QueryMemExtraAvail | 基本的なメモリ集約型の付与を超えて付与可能なメモリ量を返します。 | ||
QueryMemGrantBase | すべての要求に付与される最小メモリ量を返します。 | ||
QueryMemGrantBaseMI | メモリ集約型の要求に付与される最小メモリ量を返します。 | ||
QueryMemGrantExtra | アクティブなメモリ集約型の要求間で QueryMemGrantBaseMI の値を超えて分配されるクエリ・メモリ・ページの数を返します。 | ||
QueryMemGrantFailed | 要求がクエリ・メモリ待ちになり、取得できなかった合計回数を返します。 | ||
QueryMemGrantGranted | 要求に現在付与されているページ数を返します。 | ||
QueryMemGrantRequested | 要求がクエリ・メモリを取得しようとした合計回数を返します。 | ||
QueryMemGrantWaited | 要求がクエリ・メモリ待ちになった合計回数を返します。 | ||
QueryMemGrantWaiting | クエリ・メモリ待ちになっている現在の要求数を返します。 | ||
QueryMemPages | クエリ実行アルゴリズムで使用可能なメモリの容量をページ数で返します。 | ||
QueryMemPercentOfCache | クエリ実行アルゴリズムで使用可能なメモリの容量を最大キャッシュ・サイズの割合 (パーセント) で返します。 | ||
QuittingTime | サーバのシャットダウン時間を返します。シャットダウン時間が指定されていない場合は、none を返します。 | ||
RememberLastPlan | オプティマイザが返す最後のクエリ最適化プランをサーバが記録する場合は、Yes を返します。-zp サーバ・オプションを参照してください。 | ||
RememberLastStatement | サーバが各接続で準備された最後の文を記録している場合は Yes を返し、それ以外の場合は No を返します。-zl サーバ・オプションを参照してください。 | ||
RemoteCapability | 特定の機能 ID に関連付けられたリモート機能名を返します。 | ||
RemoteputWait | リモート・プットの待機数を返します。 | ||
Req | サーバが新しい要求を処理するか、または既存の要求の処理を続行できる状態になった回数を返します。 | ||
RequestFilterConn | 接続のロギング情報をフィルタしている場合は、その接続の ID を返し、それ以外の場合は -1 を返します。 | ||
RequestFilterDB | データベースのロギング情報をフィルタしている場合は、そのデータベースの ID を返し、それ以外の場合は -1 を返します。 | ||
RequestLogFile |
要求ロギング・ファイルの名前を返します。要求がロギングされていない場合は、空の文字列を返します。sa_server_option システム・プロシージャを参照してください。 |
||
RequestLogging |
現在の要求ロギング設定を示す値として、SQL、PLAN、HOSTVARS、PROCEDURES、TRIGGERS、OTHER、BLOCKS、REPLACE、ALL、NONE のいずれかを返します。sa_server_option システム・プロシージャを参照してください。 |
||
RequestLogMaxSize | 要求ログ・ファイルの最大サイズを返します。-zs サーバ・オプションを参照してください。 | ||
RequestLogNumFiles |
保管される要求ログ・ファイルの数を返します。sa_server_option システム・プロシージャを参照してください。 |
||
RequestsReceived | クライアント/サーバ通信要求またはラウンド・トリップの数を返します。このプロパティでは、PacketsReceived とは異なり、マルチパケット要求を 1 つの要求として数え、活性パケットを計数の対象から除外します。 | ||
RequestTiming | 要求タイミングがオンになっている場合は Yes を返し、オフになっている場合は No を返します。要求タイミングをオンにするには、-zr データベース・サーバ・オプションを使用します。-zt オプションを参照してください。 | ||
SendFail | 通信プロトコルがパケット送信に失敗した回数を返します。 | ||
ServerEdition | データベース・サーバ・ライセンスの種類を返します。次のような値があります。
次のいずれかの機能のためのライセンスを別途保有している場合は、返されるライセンス文字列に、次の該当する文字列が追加されます。
|
||
ServerName | 現在の接続におけるサーバの名前を返します。この値によって、稼働しているサーバのうちどれがデータベース・ミラーリング構成のプライマリ・サーバであるかを特定できます。データベース・ミラーリングの概要を参照してください。 | ||
StartDBPermission | -gd サーバ・オプションの設定を返します。値は、DBA、all、none のいずれかです。-gd サーバ・オプションを参照してください。 | ||
StartTime | サーバが起動された日付/時刻を返します。 | ||
StreamsUsed | 使用中のデータベース・サーバ・ストリーム数を返します。 | ||
TcpIpAddresses |
サーバが Command Sequence と TDS 接続で受信するセミコロンで区切られた TCP/IP アドレスのリストを返します。次に例を示します。
|
||
TempDir | テンポラリ・ファイルが格納されているサーバ上のディレクトリを返します。 | ||
TimeZoneAdjustment | サーバのローカル時間を表示するために協定世界時 (UTC: Coordinated Universal Time) に加算する必要がある時間 (分単位) を返します。 | ||
TotalBuffers | ネットワーク・バッファの総数を返します。 | ||
UniqueClientAddresses | ネットワーク・サーバに接続しているユニークなクライアント・ネットワーク・アドレスの数を返します。 | ||
UnschReq | 使用できるサーバ・スレッドの解放を待ってキューイングされている要求の数を返します。 | ||
WebClientLogFile | Web サービス・クライアント・ログ・ファイルの名前を返します。-zoc サーバ・オプションを参照してください。 | ||
WebClientLogging | Web サービス・クライアント情報がファイルにロギングされているかどうかを示す値を返します。-zoc サーバ・オプションを参照してください。 |
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |