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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » SQL Anywhere データベース接続 » 接続のトラブルシューティング

 

迅速な接続のためのサーバ名キャッシュ

DoBroadcast (DOBROAD) プロトコル・オプションが DIRECT または ALL に設定されると、ネットワーク・ライブラリは CommLinks (LINKS) 接続パラメータを使ってネットワーク上をブロードキャストすることでデータベース・サーバを検索します。

ブロードキャストのチューニング

CommLinks (LINKS) パラメータは、使用するプロトコルをリストした文字列を引数としてとります。さらにオプションで、ブロードキャストをチューニングする各種ネットワーク・プロトコル・オプションも引数としてとることができます。ネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。

サーバ情報のキャッシュ

大規模なネットワーク上をブロードキャストして特定の名前のサーバを検索するには、時間がかかります。サーバ・アドレスをキャッシュすると、ネットワーク接続が高速化されます。これは、サーバへの最初の接続が見つかったプロトコルとそのアドレスがファイルに保存され、次回以降の接続でその情報が使用されるからです。

サーバ情報は sasrv.ini というキャッシュ・ファイルに保存されます。このファイルには一連のセクションがあり、それぞれが次の形式になっています。

[Server name]
LINKS=protocol_name
Address=address_string

sasrv.ini のデフォルト・ロケーションは、Windows の場合は %ALLUSERSPROFILE%\Application Data\SQL Anywhere 11、UNIX の場合は ~/.sqlanywhere11 です。

注意

それぞれのサーバの名前がユニークであることは、非常に重要です。異なるサーバに同じ名前を付けると、識別の問題を引き起こす可能性があります。

キャッシュの使用方法

キャッシュ内のサーバ名とプロトコルが接続文字列と一致する場合、SQL Anywhere は、まずキャッシュ・アドレスを使って接続を試みます。接続に失敗した場合、またはキャッシュ内のサーバ名とプロトコル名が接続文字列と一致しない場合、ブロードキャストを使ったサーバの検索には接続文字列情報が使用されます。ブロードキャストが成功すると、キャッシュ内のサーバ名エントリが上書きされます。サーバが見つからなかった場合、キャッシュ内のサーバ名エントリは削除されます。DoBroadcast プロトコル・オプションが none に設定されている場合、キャッシュされたアドレスはすべて無視されます。