Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの設定 » データベース・オプション » データベース・オプションの概要

 

データベース・オプションの設定

オプションは SET OPTION 文を使用して設定します。一般的な構文は、次のとおりです。

SET [ EXISTING ] [ TEMPORARY ] OPTION
[ userid. | PUBLIC. ]option-name = [ option-value ]

特定のユーザまたはグループにのみオプションを設定するには、ユーザ ID かグループ名を指定します。すべてのユーザは PUBLIC グループに属します。ユーザ ID またはグループを指定しない場合、SET OPTION 文を発行した、現在ログオンしているユーザ ID にオプション変更が適用されます。

どのようなオプションでも、ユーザ定義であるかどうかにかかわらず、パブリック設定がなければユーザ固有の値を割り当てることはできません。データベース・サーバでは、ユーザ定義オプションへの TEMPORARY 値の設定はサポートされていません。

たとえば、次の文では、オプション変更を発行したユーザが DBA の場合、ユーザ DBA にその変更が適用されます。

SET OPTION blocking_timeout = 3;

次の文は、すべてのユーザが属するユーザ・グループである PUBLIC ユーザ ID に変更を適用します。この文を実行するには、DBA 権限が必要です。

SET OPTION PUBLIC.login_mode = 'Standard';

option-value を省略すると、指定したオプション設定がデータベースから削除されます。これが個人的なオプション設定の場合は、値は PUBLIC 設定に戻ります。TEMPORARY オプションを削除すると、オプション設定は永久設定に戻ります。

SET OPTION 文を参照してください。

♦  データベースのオプションを設定するには、次の手順に従います (Sybase Central の場合)。
  1. データベース・サーバを開きます。

  2. データベースを右クリックし、[オプション] を選択します。

  3. 値を編集します。

ヒント

[データベース・オプション] ウィンドウからも、特定のユーザとグループに対してデータベース・オプションを設定できます (あるユーザまたはグループに対してこのウィンドウを開いた場合、ウィンドウ名はそれぞれ [ユーザのオプション]、または [グループのオプション] になります)。

データベース自体のオプションを設定する場合は、実際にデータベースの PUBLIC グループのオプションを設定します。これは、すべてのユーザとグループが、PUBLIC からオプションの設定を継承するためです。

警告

カーソルからローをフェッチしている間のオプション設定の変更はサポートされていません。このような変更を行うと、結果の信頼性が損なわれる可能性があるからです。たとえば、カーソルからフェッチしている間に date_format 設定を変えると、結果セットのロー同士の日付フォーマットが異なってしまいます。ローをフェッチしている間にオプション設定を変更しないでください。

注意

トルコ語照合を使用しているデータベースや大文字と小文字が区別されるデータベースでは、オプション名の大文字と小文字が正しくないと、SYSOPTION のクエリや次のようなクエリでは、どのローとも一致しない可能性があります。

SELECT * FROM sa_conn_properties( ) WHERE propname = 'BLOCKING';

オプション名における大文字と小文字の正しい対応の詳細については、アルファベット順のオプション・リストを参照してください。


データベース・オプションのスコープと継続期間