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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースのモニタリング » SQL Anywhere SNMP Extension Agent » SQL Anywhere SNMP Extension Agent の使用

 

トラップの使用

「トラップ」は、特定のイベントが発生した場合に SNMP エージェントから送信される OID です。トラップは SNMP エージェントで開始され、SNMP 管理ソフトウェアによって検出できます。検出後、SNMP 管理ソフトウェアは、イベントを直接処理することも、SNMP エージェントに詳細を問い合わせることもできます。

トラップを受信するには、SNMP サービスを設定する必要があります。SNMP サービスはトラップ情報を受信してこれを転送しますが、デフォルトではどこにも転送されず、動作中のトラップ・リスナは何も検出しません。コンピュータにトラップが送信されるように SNMP Service を設定する方法を以下に示します。

♦  SNMP サービスを設定するには、次の手順に従います。
  1. [マイ コンピュータ] を右クリックし、[管理] を選択します。

  2. 左ウィンドウ枠で、[サービスとアプリケーション] をダブルクリックします。

  3. 左ウィンドウ枠で、[サービス] をダブルクリックします。

  4. 右ウィンドウ枠のサービスのリストで [SNMP Service] を見つけ、右クリックして、[プロパティ] を選択します。

  5. [トラップ] タブをクリックします。

  6. [追加] をクリックします。

  7. [SNMP サービスの構成] ウィンドウで、テキスト・ボックスに localhost と入力し、[追加] をクリックします。

  8. [OK] をクリックします。

SQL Anywhere SNMP Extension Agent トラップ

SQL Anywhere SNMP Extension Agent は、データベース・サーバによって接続が停止されると、必ずトラップを送信します。このトラップの OID は 1.3.6.1.2.1.39.2.1 です。

データベース・ミラーリングを使用している場合に、SQL Anywhere SNMP Extension Agent とデータベース・サーバとの接続が切断されると、SQL Anywhere SNMP Extension Agent は同じデータベース・サーバへの再接続を 30 秒おきに試行します。再接続が成功しても、接続先が以前とは別のデータベース・サーバであった場合 (ServerName プロパティによって確認できます)、SQL Anywhere SNMP Extension Agent は OID 1.3.6.1.4.1.897.2.6.3 のトラップと sasnmp.ini ファイルから取得したデータベース ID を送信します。この場合、SQL Anywhere SNMP Extension Agent が接続していたプライマリ・データベース・サーバが停止したため、現在はミラー・サーバがプライマリ・サーバとして動作しています。データベース・ミラーリングの概要を参照してください。

SQL Anywhere SNMP Extension Agent が送信する他のトラップは、すべて動的トラップです。動的トラップの作成を参照してください。


動的トラップの作成