SQL Anywhere を Open Server として使用する場合は、TCP/IP プロトコルを使用して起動してください。デフォルトでは、使用可能なすべての通信プロトコルがサーバによって起動されますが、起動されるプロトコルをコマンドに明示的にリストすることによって、それらのプロトコルを制限できます。たとえば、次のコマンドは両方とも有効です。
dbsrv11 -x tcpip -n myserver c:\mydata.db |
パーソナル・データベース・サーバは TCP/IP プロトコルをサポートするため、このサーバを、同一コンピュータ上の通信用 Open Server として使用できます。
このサーバは、TDS 経由で Open Client アプリケーションにサービスすると同時に、SQL Anywhere 専用のアプリケーション・プロトコルを使用して、TCP/IP プロトコルなどのプロトコル経由で他のアプリケーションにサービスを提供します。
あるコンピュータ上で TCP/IP を使用するすべてのアプリケーションは、それぞれ別の TCP/IP 「ポート」を使用するので、ネットワーク・パケットは正しいアプリケーションに到達します。SQL Anywhere のデフォルトのポート番号は 2638 です。SQL Anywhere は Internet Adapter Number Authority (IANA) によってこのポート番号を付与されているので、デフォルトのポート番号を使用することをおすすめします。別のポート番号を使用する場合は、ServerPort (PORT) プロトコル・オプションを使用して番号を指定します。
dbsrv11 -x tcpip(ServerPort=2629) -n myserver c:\mydata.db |
複数のローカル・データベース・サーバが実行中であるか、またはネットワーク・サーバに接続する場合は、ServerName も指定する必要があります。
このサーバに接続するには、データベース・サーバを実行しているコンピュータ名とそのサーバが使用している TCP/IP ポートをクライアント・コンピュータ側の interfaces ファイルに指定します。
クライアント・コンピュータの設定の詳細については、Open Server の設定を参照してください。
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